動物たちの中でもパックと呼ばれる集団生活を行い、家族はみんな協力し合って子育てや狩りを行い生活を送る姿は人間にも似ているとして親近感が湧くリカオン。
絶滅危惧種としても有名で、日本でもリカオンを見るのは限られた場所でしか見ることはできないリカオン。
今回は、そんなリカオンの狩りについてその成功率や食べ方について調べてみたいと思います!
リカオンの狩りの成功率は高い?
リカオンは群れを成して行動していく中で、狩りも家族で行います。
狩りは基本的に朝方・夕暮れに行われて、弱った個体などを含めて群れで協力して長時間に渡って狩りを行います。
ライオンなどは獲物を狙う際には背後からそっと忍び寄って襲うことが多いのですが、リカオンは「これ!」と決めた獲物には群れで一斉に襲うのです。
そのときのリカオンの最高時速は45キロから66キロにまで到達します。
狩りは協力して行うため、リカオンはチームワークを駆使して獲物を誘導し、持ち前の持久力で追いかけ続け獲物が疲れてきたところで一気に仕留めるのです。
協力して行うリカオンの狩りの成功率は80%と言われていて、あの百獣の王と呼ばれたライオンでさえ成功率は20%、足の速さピカイチと言われているチーターも50%ほどで狩りを行って生活をするサバンナにいるどんな動物よりもはるかに狩りの成功率は高い数字を出しているのです。
リカオンは狩りをしたら内臓から食するのか?
じつはリカオンは狩りをして捕まえた獲物がまだ生きている時に内臓から食べ始めると言われています。
なんとも怖いお話なのですがそれにはちゃんとした理由が存在します。
リカオンは元々爪や歯がライオンのように強いわけではないので、何度も噛んだり爪を立てて相手にトドメを刺すのに苦労するのなら、いっそのこと内臓を食べてあげた方が確実にトドメを刺すことができる良い方法のではないかという理由から内臓から食するのです。
まとめ
集団で狩りを行いそのチームワークの良さから狩りの成功率は他の動物よりおはるかに高いリカオンについて調べてきました。
群れ全体で一斉に獲物を襲い、疲れてきたところでまずは内臓を食して仕留めるやり方のリカオンはじつは爪や歯がライオンなどより弱いためにそういった狩りの方法を行っていることが分かりましたね。
集団行動においてもその絆の強いリカオン、たくましく生きる姿にとても感銘を受けました。