絶滅危惧種としてとても希少な、アフリカなどで生息しているリカオンはご存知でしょうか?
日本においてもその姿を見られる動物園は少なく、マニアにはたまらない存在として人気が高いリカオンってどんな動物なのでしょうか?
今回は、そんなリカオンの大きさや特徴などを調べて行きたいと思います。
リカオンの大きさはどのくらい?
まずリカオンはアフリカを生息地にしている「ネコ目(食肉目)イヌ科リカオン属」に属している犬の仲間です。
その見た目はハイエナにそっくりなので見間違いをされてしまうそうです。
体長は80cmから大きなもので110cm前後にまでなるそうで、体重も20kgから30kgほどと、日本にいる犬で例えると大きめの中型犬くらいはあるとされています。
まだら模様と大きくて丸い耳、そして狼爪がないのが特徴です。
リカオンは食肉目と言うだけあって、狩りを行ってネズミなどの小さな生き物からヌーやガゼルなどの大型動物を狙って捕食します。
「パック」と呼ばれる集団生活を行うのですが、だいたい1つの群れで27頭ほどが所属し、オスの中のリーダーとメスの中のリーダーが存在しその2頭が群れの中心になって仲間の面倒を見るのだそう。
そしてメスは成長と共に生まれた場所とは違うパックに移動することがあるそうです。
人間で言うとお嫁に行くみたいな感じですかね。
狩りは集団で昼間に行うのですが、なんとその狩り成功率は80%。
狩りを行うどの動物よりもその成功率は高いそうです。
捕獲した獲物は小さな子供から食べさせてあげるんだそうです。
また単独行動は行わないので、夜も小さな仲間のために年長者は見張りをして守っているんです。
とても家族の関係が強く他のライオンやハイエナのような集団生活を行う動物に比べてもその絆は強く、とても人間に近い生活を行っているのがリカオンが多くの人から愛される最大の特徴なんですね。
まとめ
今回は絶滅危惧種の中でもその生活が人間に似ていることで知られ多くの人から愛されているリカオンの大きさや特徴について見てきました。
一見すると、ハイエナに見間違えられてしまうリカオンですが、犬の仲間で大きさも中型犬ほどの大きさであることや群れを成して狩りを行い子供を家族で守ると言うとても人間に近い動物であることが分かりました。
日本ではリカオンを見られる動物園は「よこはまズーラシア」と「富士サファリパーク」の2施設のみ、これは是非とも一度実際に見てみたいものですね。