あなたは動物園にいる動物で何が好きですか。
大きくておとなしく、のんびりした印象があるカバが好き!と答える方も多いでしょう。
しかし、カバは大人しそうな外見とは裏腹に、鋭い歯を持っています。
カバががばっと口を開けている姿を見たことがある方はご存知かと思いますが、下あごの歯がとっても長くて迫力があるんです。
カバは縄張り意識がとっても強いので、肉食動物であるワニであろうが、同じ仲間のカバであろうが、テリトリーを侵されたときは鋭い牙を使って攻撃します。
今回はそんなカバの歯についてご紹介します。
カバの歯は伸び続けるって知ってる?
カバが口をがばっと開けたときに見ることができる門歯と犬歯は、一生涯伸び続ける無根歯です。
無根歯を持つのは生きていくために必要だからです。
肉食動物であれば肉をひきちぎるため、草食動物であれば草木をすりつぶすためです。
無根歯を持つ動物たちは、食事をするときに使うのですり減っていきます。
しかし、ペットとして飼われている無根歯を持つ動物は、柔らかいモノばかりを食べさせられてしまうこともあります。
そうすると、歯を削る機会が失われ、噛み合わせが悪くなってしますトラブルもあります。
カバの歯は顎を突き破る危険性がある?
カバの無根歯は通常であれが自然とすり減るので問題はありません。
しかし、中には自然に擦り減らずに伸びすぎてしまう場合もあります。
そのため、カバの歯が顎を突き破ってしまう危険性があるんです。
動物園ではきちんと管理をしているので、歯が顎を突き破りそうなときはのこぎりを使って短くしています。
のこぎりを使わないといけないほどの歯の太さがあるカバは相当大きいことが分かりますね。
動物園にいるカバの歯が変だなと思う方は、飼育員さんにカットされた歯を見た可能性があります。
カバの歯の断面は楕円形になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はカバの歯が伸び続けることについてご紹介しました。
無根歯という言葉を初めて聞いた方もいるでしょう。
動物は生き残っていくために人間よりも優れた機能を持っていることが分かりますね。