皆さんはトナカイという動物について、どの程度知っているでしょうか。
クリスマスシーズンにサンタクロースのソリを引いていることから、寒い場所に住んでいるということはなんとなく予想がつくと思います。
ご想像の通り、野生のトナカイはノルウェーやフィンランドといった北極圏の国に生息しています。
ということは寒さに強い生き物であることも、ある程度予想がつきます。
果たしてこの予想は当たっているのでしょうか。
今回はそんなことも含め、トナカイの生態についてまとめてみたいと思います。
トナカイの生態について
トナカイはシカの仲間であり、シカ科のトナカイ属というところに分類されています。
シカ類の中ではとても珍しく、オスにもメスにも角があるということが大きな特徴です。
これは角を使って雪の中にあるエサを探すためだといわれています。
トナカイは木の葉や白樺の皮を食べる草食の動物です。
先ほども説明しましたが、トナカイの主な生息地は北極圏のかなり寒い地域です。
そのためとても分厚い体毛が体を覆っており、体毛の色は個体によりさまざまで、とても保湿性が高いという特徴があります。
また雪の積もっている地面でも、沈むことなく歩けるような体の構造をしています。
あの大きな角を備えた体躯からは想像もつきませんが、足もとても速いです。
中には時速80キロで走ることができるトナカイもいるようです。
川や湖を上手に泳ぐこともできますので、身体能力はかなり高いと思われます。
トナカイはとてもおとなしい性格をしていますが、人間にはまったくなつかないようです。
トナカイを飼育している人たちはあくまで家畜として飼っていることが多いです。
ちなみに「赤鼻のトナカイ」というクリスマスソングがありますが、普通のトナカイの鼻は赤くはありません。
まとめ
今回はトナカイの生態についてまとめてみました。
サンタクロースと仲がいいというイメージが強いので、人になつかないというのは少し残念です。
この人間になつくことはないというトナカイの習性は、子どもたちの夢を壊してしまいかねませんので、お子さんがいらっしゃる方は伏せておいた方が良いでしょう。