エゾヒグマとは日本最大級の陸上動物と言われる、北海道だけに生息する巨大な熊だと言われています。
オスの固体で最大500kg以上にも成長したとする記録もある大きなエゾヒグマの寿命について、調べてみました。
エゾヒグマは長寿命?
エゾヒグマの年齢は「歯」で判るようです。
エゾヒグマは暖かい時期に、シャケなどの魚類やシカ、イノシシ、木の実や草本を食べて栄養を蓄えて成長し、冬の寒い時期には大半を睡眠で過ごすようです。
その為、食事を取っている時期と、食事を殆ど取らない時期で歯の性質が変わるため、その境目を数えるとエゾヒグマの年齢がわかると言われています。
そうやって調べてた結果、エゾヒグマの野生での寿命は平均で20年以上あることがわかったようです。
管理飼育下では40年近く生きたとする記録も残っているようです。
寿命が長いほど、大きく成長する?
エゾヒグマは寿命が長いため、年を取るほど大きくなると考えられがちですが、実際には10歳前後が成長のピークだとされています。
生まれてから10歳までの間に、どれだけ栄養を摂取できるかによって、その体長や体重が変わってくるようです。
一番はやはり動物性たんぱく質の摂取量がサイズに大きく影響すると言われているようです。
近年は大きい個体は少なくなっている?
エゾヒグマは自分でエゾシカなどを捕獲することは無いとされ、殆どの場合は、エゾオオカミなどが捕まえて動けなくなったエゾシカを横取りしたり、エサが不足する冬の時期などで空腹で動けなくなったエゾシカを捕食することが多いと言われています。
しかし、近年ではエゾオオカミの絶滅に影響してか、エゾヒグマがエゾシカなどの大きな動物を捕食する機会が激減していると言われており、それに伴ってサイズも一回り小さくなったと言われています。
まとめ
エゾヒグマの寿命は20年以上あることがわかりました。
飼育下においては40年近く生きていた記録が残っており、長寿の動物だと言えるでしょう。
また、自治体の多くがエゾヒグマを駆除対象から保護対象へと方針を変えていることも、長寿の要因のひとつだと言えるでしょう。