ボノボは人間に最も近い類人猿だと言われています。
遺伝子の違いもほとんどないとか。
動作も人間に似ていて知能もとても高いボノボ。
はたして人間とボノボの差とは何なのでしょうか。
ボノボと人間の違いは?
改めて考えてみると、決定的な違いというものがあるのだろうかという疑問につきあたりますね。
道具を使ったり、ものごとを記憶したりの知能など「差」の問題であり、違いといえるものではないようにも思えます。
性格的にもボノボは穏やかで協調性があり、家族をとても大切にします。
食べものも雑食で、ゴリラやオラウータンと違い肉を食べることもあるようです。
繁殖以外に性行動をするというのもボノボの特徴。
サルと人間との決定的な違いは二足歩行だと言われてきましたが、ボノボは始終ではありませんが、二足歩行がきちんとした姿勢でできるサルです。
あまりにもヒトに似ているボノボですが、遺伝子を調べてみると90%以上が同じであるということがわかっています。
このことはボノボと人間との違いがあまりないということに関わってくるのでしょうか。
ボノボと人間の遺伝子は似ている
ボノボと人間の遺伝子は似ています。
99%同じであるという説も事実あります。
ではほとんど人間の一歩手前ということになるのでしょうか。
しかしその反面、遺伝子が似ていることにはあまり意味がないという話もあります。
遺伝子は似ている部分よりも違う部分の方が意味あいが大きくなるそうです。
遺伝子がとても似通っているのにまったく違う生物であったり、遺伝子がまったく違うのに、見た目がそっくりの生物があったりもするのです。
遺伝子は進化の過程を証明するものだと言われています。
生物がどんなふうに進化してきたかを証明する手段として見るのが正しいというのです。
まとめ
ボノボの遺伝子が人間と似ているからといって、ボノボが進化すれば人間になるということはありえないと、ある著書に書かれていました。
ボノボはボノボとして進化し、人間は人間としてこのまま進化していくようです。