私達の食卓で夏のスタミナ食のニホンウナギですが、実際のところどれくらいの大きさなのか、ご存じですか?
これが意外と大きいのです。
また、他にも変わった面白い特徴があります。
今回はニホンウナギの大きさや特徴に関して紹介します。
ニホンウナギの特徴は?
ニホンウナギの大きさですが、成長するとなんと1m位になります。
大きいものだと1.3mまで成長するものもいます。
人間でいうと小学生と同じ位まで成長するのですね。
体は細長く、断面のイメージは楕円の様な気もしますが、円形です。
目は丸く、口は大きくできています。
ニホンウナギは孵化した後、透明な仔魚となって海流に乗って日本にやってきます。
その後河口付近でシラスウナギと呼ばれる、稚魚に変わります。
この段階では、形は成魚と同じになりますが、仔魚と同じ透明な状態です。
その後、川を遡上し「黄ウナギ」と呼ばれる、背中は深緑色に、お腹は黄色味がかった色をした状態になります。
数年後、成魚となり「銀ウナギ」と呼ばれる、背中側が黒く、お腹側は白い状態になり、これで成熟となります。
成熟後は、人間に捕まえられなければ、産卵のために川を下って海へ出ていきます。
産卵後、その生涯を終えます。
成魚が生息するのは、川の中流から、下流、河口、湖などですが、内湾にも生息しています。
細長い体をかくすために、日中は砂の中や岩の割れ目などに身を隠しています。
夜行性なので、夜になると活発に動き出し、カエルや魚、甲殻類、ミミズとなんでもよく食べます。
他の大きな特徴としては、エラで呼吸するだけではなく、皮膚での呼吸もできるので陸上にあげられても、皮膚がぬれてさえいれば、数時間も生きていられます。
雨の日などは自分の生息域を抜け出して、別の地域へ行くこともあります。
濡れていれば、切り立った岩場でも登っていけることから、「ウナギのぼり」の語源になったとも言われています。
まとめ
ニホンウナギは成魚で1mもあるのですね。
また、エラだけでなく皮膚呼吸もできるとは結構な万能性があります。
しかも、淡水と海水での両方で生息できるのも珍しい特性と言えます。
ちなみに産卵をしなければ、ウナギはかなりの長生きができることもわかっています。