コツメカワウソは食肉目・イタチ科・ツメナシカワウソ属に分類されるカワウソの仲間です。
イタチ科ということで確かにイタチにもちょっと似ていますが、カワウソの中ではとっても小さな種類で、性格も人懐っこくてキュートです。
一方同じカワウソの仲間でも、オオカワウソという種類のカワウソがいます。
コツメカワウソとは違うオオカワウソ属という分類になり、体の大きさや外見も全然違います。
コツメカワウソが体長40-60cmくらいなのに対し、オオカワウソは85-140cmととても大きく、またコツメカワウソと比べるとあまり可愛いという感じではありません。
そんな愛嬌のあるコツメカワウソですが、この名前はどこからきているのでしょうか?
その由来についてちょっと調べてみましたので、少しお付き合いいただければ嬉しいです。
コツメカワウソの名前の由来って何?
上でコツメカワウソはとても小さいとご紹介しましたが、実はカワウソの中では最も小さい種類です。
また小さいのは体だけでなく、手足のツメも丸みを帯びていて小さいのだそうです。
コツメカワウソという名前は、この小さなツメに由来しています。
また、英名では小さいツメのカワウソという意味の「Small-clawed Otter」とよばれています。
ツメが小さいので獲物を捕らえたり食べたりする時に、ちょっと不便なのではないかと思ってしまいますよね。
実際のところどうなのでしょうか?
コツメカワウソは川や湖などの水辺で生活し、大半を水の中で過ごすようなのです。
エサは魚だけではなく貝類が大好きで、他にもカニなどの甲殻類や昆虫なども食べているようですよ。
狩りをする時には草木などの隙間に手を入れてエサを探し、狩りが成功して食事をする時には両手でエサを握りながら器用に食べるのだそうです。
ツメが短い分、手を使うことが得意になったのでしょうか。
両手を合わせて一生懸命エサを食べるこの姿は、動物園でもよく見られる光景です。
実際目にしたことのある方も多いでしょうが、このけなげな姿がまたとっても可愛くて思わず笑顔になってしまいますよね。
彼らがせまい場所に手を入れる習性を利用して、コツメカワウソと握手できる施設も多いのですが、ツメが小さいこともあり、とても安心ですね。
まとめ
コツメカワウソの名前の由来について知っていただけたことと思います。
そんなコツメカワウソ、毛繕いは念入りに時間をかけてするのだそうですよ。
キレイ好きなのでしょうね。