クリスマスにサンタクロースのソリを引いていることで有名なトナカイですが、枝のような特徴的な角を持つ動物としても知られています。
トナカイが生息しているのは北極圏から亜寒帯にかけてで、グリーンランドやフィンランドなどの北ヨーロッパの国や、ロシアのシベリア地方などに分布しています。
トナカイはその見た目の通りシカの仲間です。
シカは基本的に、オスにしか角は生えないのですが、トナカイは例外で、メスの個体にも角が生えています。
今回はトナカイの角の大きさや含まれる成分について、まとめてみたいと思います。
トナカイの角の大きさについて
トナカイの角の大きさは様々で、大きいものでは130㎝程の長さになるものまであります。
トナカイの角は単にエサを掘るためだけにあるだけではなく、オスのトナカイにとっては力の象徴でもあるのです。
大きく立派な角を持つトナカイのほうがより大きな力をもっているといわれており、縄張り争いでほかのオスと戦うときや、繁殖相手のメスのトナカイを見つけるのにも優位に立てるといわれています。
トナカイの角に含まれる成分について
トナカイの角には鹿茸(ロクジョウ)と呼ばれる漢方薬と似たような性質があります。
老化防止の効果、精力回復の効果が期待でき、男性にも女性にも効果のある材料だと言われています。
トナカイの角にはアルギニンという成分が多く含まれており、これが精力回復の効果をもたらしているようです。
また、アミノ酸やミネラルも豊富に含んでおりますので、スタミナや体力の向上にも期待ができます。
肌や骨の健康にも良いといわれるコラーゲンも含まれており、男性だけでなく女性にも有用な素材です。
しかし、トナカイの角や鹿茸には副作用があり、動悸や胃腸障害などが確認されています。
風邪気味の人や、妊婦さんなどは使用を控えた方が賢明でしょう。
まとめ
今回は、トナカイの角の大きさや成分についてまとめてみました。
とても特徴的な角をもつトナカイですが、角の大きさはトナカイの社会においてはかなり重要な意味をもつもののようです。
また、人間にとっても結構貴重な素材であり、トナカイの角が使用された漢方などは価格もそれなりに高いということが分かりました。