クリスマスにサンタクロースのソリを引いている動物といえば、やはりトナカイでしょう。
クリスマスソングにも「赤鼻のトナカイ」というトナカイを題材にした有名なものがあり、ご存知の方も多いでしょう。
しかしトナカイは現実に存在する動物であり、写真などを見てみると、とくに鼻が赤いというような特徴は見られません。
ではなぜ「赤鼻のトナカイ」では鼻の赤いトナカイがでてくるのでしょうか。
今回はクリスマスソング「赤鼻のトナカイ」のトナカイの鼻が赤い理由について、まとめてみたいと思います。
トナカイの赤鼻の理由について
「赤鼻のトナカイ」というクリスマスソングは同名の児童書がもとになっています。
その児童書に赤い鼻のルドルフというトナカイがでてくるのです。
ルドルフは自分だけが赤い鼻をもっていたため、他のトナカイからバカにされたり、からかわれたりすることでとても悲しんでいました。
しかし、クリスマスイブにサンタクロースが8頭のトナカイを迎えに来た時に奇跡が起こります。
突然の濃霧のため、視界が悪く困っていたサンタクロースをルドルフが救うのです。
ルドルフの赤い鼻が突然明るく輝きだし、まぶしいほどにあたりを照らしました。
これによりサンタクロースは無事、世界中の子供にプレゼントを届けることができました。
残った他のトナカイはルドルフをバカにしたことをとても恥じたといいます。
以上が児童書の簡単な内容ですが、実はその原作はある詩になります。
原作の詩をつくったロバート・メイという方は、貧しい家に生まれた自分の娘をなぐさめるためにこの詩を作ったといいます。
ほかの人と違っても神様が創った命はいつか幸せになれるという希望がこめられているのです。
まとめ
今回はかの有名なクリスマスソング「赤鼻のトナカイ」のトナカイの鼻が赤い理由についてまとめてみました。
クリスマスシーズンに何気なく聞いている「赤鼻のトナカイ」ですが、ルーツをたどっていくと、とても感動的なエピソードがあることが分かりました。
「赤鼻のトナカイ」に限らず、歌というものはいろいろな人の感情や思いが込められているということが改めて実感できる良い例ですね。