キツネのような見た目と、穏やかな性格で動物園の癒し系として人気の高いワオキツネザル。
名前の中に「キツネ」が入っているワオキツネザルの名前の由来はなんなのでしょうか?
やはり見た目が似ているからなのでしょうか?
今回は絶滅危惧種として指定されているワオキツネザルの名前の由来から、英語の発音について一緒に見ていきたいと思います。
ワオキツネザルの名前の由来とは?
ワオキツネザルの大きな特徴はその長い尻尾、実はこの尻尾こそがワオキツネザルの名前の由来になっています。
漢字で書くとワオキツネザルの『ワオ』は“輪尾”と書きます。
ワオキツネザルの尻尾は黒と白の輪の模様、つまりシマシマなんです。
まるで白く長い尻尾に黒い輪っかがかかっているように見えるので、ワオキツネザルと呼ばれているのだそうです。
ちなみに白い輪は12から13本で黒い輪は13本から14本あるのだそうです。
漢字で書くと「輪尾」だからワオキツネザルと書きましたが英語ではなんというのでしょうか?
ワオキツネザルの英語の発音とは?
英語でワオキツネザルを表記すると“ring-tailed lemur”です。
『ring-tailed』は輪っかが付いた尻尾と言う意味があり、『lemur』はキツネザルと言う意味があります。
英語を直訳すると「輪尾狐猿」となりますので、日本語の意味とまったく一緒ですね。
発音はカタカナで書くと「リィーマァ(ル)」でリィーはウとルを同時に出すような感じで、マァは唇を閉じてムと言う声を鼻から出す感じで、最後のルは舌先を内側に巻いてどこにも触れずにアとルの間の音を出す感じで読みます。
そして学名は『lemur catta』と言うのですが、『catta』にはラテン語でネコと言う意味があります。
その理由はワオキツネザルの鳴き声に関係しています。
なんとワオキツネザルは猫のように『ニャー』と鳴くそうですよ。
そして『lemur』は幽霊や亡霊の意味があるlemuresに由来してるそうです。
白や黒の体毛が幽霊を連想させるからなのでしょうかね。
まとめ
今回は絶滅危惧種として指定されているワオキツネザルの名前の由来について見てきました。
ワオキツネザルの『ワオ』は白く長い尻尾にまるで黒い輪っかがかかっているようにシマシマに見えることから『輪尾』となり、「ring-tailed lemur」と表記する英語訳でも全く同じであることが分かりました。
英語の発音は少々難しいですが挑戦してみてください。