ワシントン条約によって現在『絶滅危急種』として指定されていて、研究機関や動物園での飼育意外の一般家庭に流通すること、商取引されることは禁止されている「ワオキツネザル」、改めてどこに生息している動物なのでしょうか?
今回は、ワオキツネザルの生息している地域について調べて行きたいと思います。
ワオキツネザルの生息地とは?
ワオキツネザルは、アフリカ大陸の東側にある小さな島『マダガスカル島』に生息している動物です。
このマダガスカル島は、世界中でも珍しい動物たちの宝庫として知られています。
マダガスカル島に暮している約25万種類の動物のうち、90%もの動物が他の大陸には存在していない“固有種”です。
なぜマダガスカル島にのみ生息するようになったのでしょうか?
今から2億年以上昔の事、マダガスカル島を含むアフリカ大陸・オーストラリア大陸・南アメリカ大陸・インド亜大陸が1つの大きな『ゴンドワナ大陸』という巨大な大陸でした。
大陸のプレートはその後徐々に分裂していき、マダガスカル島は約8800万年前に完全な離れ島となって存在するようになりました。
そのマダガスカル島に取り残される形となった動物たちは、そこで進化を遂げて行ったのです。
ワオキツネザルもまたマダガスカル島に取り残された動物だったため、この島の固有種となったのです。
貴重な動物たちの宝庫とされているマダガスカル島は、現在存在しているアフリカ大陸やヨーロッパ大陸などの7大陸に並んで、動物の種類が豊富であることから「第8の大陸」とも呼ばれているのです。
ワオキツネザルはマダガスカルを代表する原始的なお猿さんの仲間、その顔つきはキツネに近いお顔をしていますが霊長類なので、人間の祖先と考えることができますので、親近感が湧きますね。
まとめ
長くてシマシマの可愛い尻尾が特徴的なワオキツネザルの生息地について調べてきました。
ワオキツネザルはアフリカ大陸の東側にある小さな島・マダガスカル島にのみ生息する動物です。
昔、1つの大陸だったゴンドワナ大陸が分裂していく中で、マダガスカル島に取り残される形となってワオキツネザルは進化を遂げマダガスカル島の固有種となりました。
そんなワオキツネザルは現在、日本の動物園のマダガスカル島ブースなどで見ることができます。