私たちが普段イメージしているチンパンジーってどういうものを食べているか考えたときって、まず最初に思い浮かぶのがバナナではないでしょうか。
チンパンジーに限らず、ゴリラやサルなんかもバナナが好きなイメージですよね。
もちろんあながち間違ってはいません。
バナナはもちろん、りんごやイチジクなどの果物も食べますが、葉や樹液なども植物もよく食べています。
それだけに限らず昆虫や鳥、子供のサルなども餌として食しています。
今現在わかっているだけでも約200種類は食べているといわれています。
では、チンパンジーが肉食なの?草食なの?って考えたときってどちらになるのでしょうか?
チンパンジーは何を食べる?
動物園で生活しているチンパンジーが食べているものはほとんどが果物、主にりんごやバナナ、パイナップル、オレンジやブドウなどが与えられています。
野菜ではネギ、レタスやキャベツなどの淡色野菜、小松菜やニンジンなどの緑黄食野菜も与えられています。
他にもパンやヨーグルトなどのほとんど人間が食べているものと同じものを食べています。
もちろん、人間と全く同じではなく、栄養補給として花や草なども好んで食べています。
ハムスターが大好きなひまわりの種もおやつとしてもらうこともあります。
チンパンジーは草食?
動物園で生活をしているチンパンジーだけをみると草食動物にみえますが、実はお肉も食べる雑食性でもあるのです。
ただし私たちがチンパンジーをはじめ、サルなどの動物はバナナが好きだと思われていますが、実はそうではありません。
個々のチンパンジーによってはバナナが嫌いなものもいるようです。
ほかにも与えられた食べ物すべてが好むというわけではなく、好き嫌いがあるというようにいわれています。
まとめ
動物園にいるチンパンジーは草食といってもいいでしょう。
だだし、野生で生活しているチンパンジーは草食とは呼べないかもしれません。
なぜなら動物園では豊富に食べ物を与えられたり、おやつをもらったりと自分で「えさ」をとらなくても生活はできます。
ただし、野生のチンパンジーは果物や木の実など食べるものが豊富にあるとはいえません。
生息する地帯によっては、それこそ必死で「えさ」を探さなければ生きていけません。
ですので、時には哺乳動物を狩ってそれを「えさ」としているのです。
野生のチンパンジーは生きていくために生き物を狩って生活をしています。
そう考えると肉食動物というのもうなずけます。