シシオザルって聞いたことがありますか?
よく動物園に行く方なら、ご存知だと思います。
シシオザルの名前の由来は、その「尾」にあり、まるでライオンの尾のように房状。
ここから、獅子尾猿なのですが、更にたてがみまであります。
4本肢で立っている姿を見ると、ライオンを想像させるに違いありません。
成獣のオスは特に大きく、1度見ると忘れられないかもしれませんね。
そんなシシオザルの性格について紹介します。
シシオザルの性格って?
シシオザルは赤ちゃんの頃から飼育していれば慣れるとも言われてはいますが、元々気性の荒いサルなので危険な動物ではあります。
成獣では人に慣れるのはかなり難しい。
オスは特に犬歯が大きく発達しているので、不用意に近づくと怪我をします。
約10~30頭ほどの群れで生活しており、オスは1頭ではなくオス・メス複数で形成されています。
縄張り意識がとても強く、大きな声でテリトリーの主張をすることもあります。
この低く大きな声で縄張りの距離を知らせるのは、同じ属するサルの中でもこのシシオザルだけです。
争いがないよう、他の群れとの距離を取るための行動です。
また、危険を知らせるために鳴くこともあります。
樹上を好み、地上に降りることはほぼありません。
食べる物は果実が主で、木の実や昆虫などもあります。
飼育下では、サルの好みも変わり色々な姿を見られることがあります。
動物園では、温厚な個体もいて木や何かをガジガジかじりながら遊んだり、ボール遊びをしたり。
丸太などをかじる姿は、野性味あふれるところかもしれません。
色々なシーンをじっくりと見られるのは、動物園ならではですね。
まとめ
独特なその見た目に惹かれ、ついつい近くでもっとみたくなりますが注意が必要です。
温厚とはいえ、荒々しい性質であることを忘れないようにしてください。
いつ何時、何がきっかけで豹変するかは分かりません。
その迫力に圧倒されるかもしれませんが、是非会いに行きゆっくり観察してみてください!