オランウータンもゴリラも大型類人猿と呼ばれています。
どちらも森に住む草食性の強い雑食ですが、それぞれどういった違いがあるのでしょうか?
オランウータンとゴリラの違いは??
普段あまりみなれていない私たちは、あまりオランウータンとゴリラを見分けるのは難しいと思います。
しかし、特徴を知れば比べなくてもわかるようになります。
まず、オランウータンの毛は、茶色くて長いです。
そして鼻の下もわりと長いです。
それに比べて、ゴリラの毛は黒くて短く鼻は、立派な形をしています。
歩き方は、ゴリラは特徴的です。(両手のこぶしを握って四足歩行、ナックルウォーキングという歩き方をします。)
オランウータンは、股関節の靭帯がないため足の動きに制約がないのでスムースな歩き方をします。
知能に関しては、単に比較するのは難しいですが、オランウータンは餌の場所を長時間覚えたりする能力が優れているといわれています。
- オランウータン
生息地 ~ オランウータン(アジア スマトラとボルネオ)
木の上で生活・ほぼ単独生活
野生のオスで80キロ前後、飼育下では100キロくらい。
長い間、同じ木で暮らし、強い縄張りはもたない。
- ゴ リ ラ
生息地 ~ アフリカ
地上で群れをつくって生活
オスの体重が150キロくらい。
性格の違いは??
ゴリラもオランウータンも性格的には温厚で争いごとを好まないようです。
しかし、ゴリラは群れで生活しているため、時には敵が近づいてきたり、争いごとはおこります。
そんな時は、自分の胸を張り、手のひらで胸をたたく動作(ドラミング)をし、相手を威嚇します。
それは、争いが起こる前にドラミングを行い引き分けとし、平穏に過ごそうと提案する意味で行っています。
オランウータンは、生存競争が激しい中で争いごとを避けるために単独生活をしています。
まとめ
オランウータンもゴリラも争いごとを好むような種ではありません。
しかし、オランウータンは、ゴリラのような平和主義的な考えを持った動物ではなく、個人主義な動物といえるかもしれません。