デビル(悪魔)という恐ろしい名前を付けられたタスマニアデビル。
どんな性格なのでしょうか。
人になついたりすることはないのでしょうか。
タスマニアデビルの性格
とても気性の荒い性格をしています。
特に餌を仲間同士で争う時は、ケガをさせるのは当たり前。
時には命が尽きるまで争うこともあるようです。
ところが自分より大きな体格の相手や、小さくても強い相手には臆病です。
タスマニアデビルは人になつくか?
このように気性の荒い性格のタスマニアデビルが人になつくことができるでしょうか。
期待したいのは自分よりも体の大きなものには臆病という性格です。
YouTubeなどの動画をみていますと、タスマニアデビルの赤ちゃんが飼育員を追いかけていることがあります。
どんな生き物でも、餌をくれる人や世話をしてくれる人を見分ける力は持っているようです。
小さなうちはかわいいし、体も力もそんなに大きかったり強かったりはしません。
しかし、成獣になるとどうでしょう。
オーストラリアの意外な政策案件
オーストラリアの無所属議員の提案で、絶滅に瀕している動物をペットにしてはどうかという案件が提出されたことがあります。
飼育された動物は野生の動物より長生きしていたり、犬や猫が絶滅することはないだろうというのが、主な提案理由なのです。
革新的な提案ですが、問題があります。
飼育することによって考えられるのはまず、未知の病原体です。
ペットから人に移る病気や、反対に人からペットに移る病気も考えておかないといけません。
それ以上に、もしペット化がすすんだとしてもそれだけでは問題解決にはならないのです。
なぜなら飼育だけの個体数が増えたとしても、野生の個体数が増えないことには環境保護の意味がありません。
そもそも、ペットにする以前にタスマニアデビルは人になつくのでしょうか。
動物園の詳しい情報もあまりみられなかったのですが、小さいうちから飼育されていればなつくこともあるかと思われました。
まとめ
野生生物を無理やりペットにするのも、人になつかせるのもなぜか気持ちが引っかかります。
タスマニアデビルが直面している問題はそんなところにはないんだ、という気分です。
そういう突飛な提案が話題を集めて、問題をいい方向にもって行けるということもあります。
近年ではタスマニアデビル自身の進化で、病気が克服されている傾向があるらしいという報告もあります。
人間と野生生物の共存は決して無理なことではないと思います。
タスマニアデビルの未来が明るいものでありますように。