テレビや動物園で、何気なく見ているサイとカバ。
その違いって何?と聞かれたら、いまいちピンとこないのではないでしょうか。
今回は、サイとカバの違いについて書いています!
サイとカバの違い
サイやカバってどこか似ていますが、その違いって何?って聞かれると意外と難しいですよね。
動物園で見るカバは、ノソノソと大きな体で動き、とってものんびりしている動物に見えますが、実は凶暴な一面も。
カバは鯨偶蹄目(くじらぐうていもく)カバ科カバ属に属している哺乳類で、アフリカ大陸の赤道付近にある河川や沼地、湿地付近に分布していると言われています。
ちなみに偶蹄目とは、ウシやシカ、キリンなどの仲間になります。
カバは、日中のほとんどを水中で過ごす水陸両棲ですが、陸上動物としてはゾウに次いで大きな体を持つ哺乳類です。
カバの外観の特徴では、一般的に大きく開く口のイメージが強いですね。
その大きな口の中には、長く尖った歯がありますが、カバは完全な草食だと聞くと少し意外だと思いませんか?
一般的なカバの体長は300~400cm、体重は2,000~3,500kgと、やはりとても大きいことがわかりますね。
次いでサイですが、奇蹄目サイ科に属する動物の総称をいいます。
奇蹄目とは、ウマやバクの仲間になり、カバとはすでにこの時点で違うことがわかりますね。
サイも、カバと並ぶ大形の陸上動物で、頭部に角を1~2本もっています。
このサイの角は、実は皮膚が変化したもので、化石として残ることはありません。
現在では、角を目的とした乱獲や密猟が原因となり、生息数が減少しているとも言われています。
サイの体長は200~400㎝、体重は1,000~3,000kgほどになり、雌が雄より小さめなようです。
サイもカバと同じ草食性で、樹皮のような固いものを消化できる腸を持っています。
こう比べてみると、体の大きさなどは似ていますが、属性や角などのはっきりとした違いがあるようです。
まとめ
今回はサイとカバの違いについて、まとめました。
一見ではあまりわかりませんが、比べてみるととても面白いです。
動物園やテレビなどで見る機会があれば、よく観察してみて下さいね。