世界三大珍獣、ジャイアントパンダ、コビトカバと並んで称されるオカピ。
はたまた生きた化石と呼ばれるオカピ。
世界的に見てもとても珍しい動物のようです。
そんな珍しい動物を日本で観察できる動物園はあるのでしょうか?
調べてみました。
オカピが見られる日本の動物園
世界でも22箇所の動物園で42頭しか飼育されていないオカピですが、日本には1998年によこはま動物園ズーラシアに初めてオカピが来ました。
日本でオカピを観察できる動物園は日本国内に3箇所しかありません。
一つは恩賜上野動物園。
一つはよこはま動物園ズーラシア、そして残る一つは横浜市の金沢動物園です。
関東圏に3箇所ありますが日本国内でもオカピを観察できるのはこの3箇所の動物園だけです。
なかでもよこはま動物園ズーラシアではオカピの繁殖に成功しており、3世代飼育に成功しています。
アジア・オセアニアでオカピの繁殖に成功したのは初の快挙、2000年に繁殖に成功しています。
上野動物園には皆さんご存知のジャイアントパンダ、オカピ、そしてコビトカバもいるので世界三大珍獣をコンプリートできます。
横浜市立金沢動物園にいるオカピはズーラシアから来たオカピです。
まとめ
日本では3箇所の動物園でオカピが見られることがわかりましたね。
今のところ関東圏でしか見られませんがズーラシア以外の他の動物園でも繁殖に成功すれば日本の他の動物園でも見られる日が来るかもしれません。
2013年のICUN(国際自然保護連盟)の報告ではオカピが激減しているという報告があがり絶滅危惧種に分類されました。
オカピの減少の原因はやはり密漁で、食用や毛皮を狙った密漁が後を立たず数が激減しました。
オカピはコンゴ民主共和国の森奥深くに住み滅多に姿を見せない伝説的な動物でユニコーンにも例えられた動物でしたが、森林の伐採により密猟者に捕まりやすくなっているのかもしれません。
オカピの生態ははっきりしたことはまだまだ不明なことが多いのですが日本のズーラシアのように繁殖に成功している動物園もありますので、希望をもってオカピの研究を進めてオカピが絶滅しないように保護してあげることが人間の責任ではないでしょうか。