セマルハコガメは見た目がこんもりと丸みを帯びた可愛らしいカタチをしており、ペットとして人気の高いカメの一種と言われています。
セマルハコガメは乱獲や環境の変化によって、その生息数を著しく減少させていると言われており、人気と相まって希少価値が高くなっているようです。
特にセマルハコガメのオスは少なく、市場に出てくることが稀だと言われています。
そんなセマルハコガメのオスとメスの見分け方などについて、調べてみました。
セマルハコガメのオスとメスの見分け方とは?
セマルハコガメを含むカメの仲間は、殆どの場合オスとメスの見分けが難しいと言われています。
セマルハコガメのオスはメスに比べて尾が長く出ているとされており、排泄孔の位置が甲羅のふちよりも離れた場所にある固体がオス、甲羅のふちの近くに排泄孔がある固体はメスと判断できると言われています。
しかし、この排泄孔の位置による見分け方は、甲羅の長さが10センチ以上ある固体にのみ有効であり、ベビーの状態ではペットショップの店員さんであっても判別は難しいとされています。
排泄孔の位置による見分け方の他、尻尾の太さでも見分けが付くと言われており、尾が太いのがオス、細いのがメスと言われています。
日本のセマルハコガメはメスが多い!?
日本で生まれたセマルハコガメはメスが圧倒的に多いと言われています。
その理由は良くわかっていないようですが、卵のときに気温が一定以上下がるとメスが生まれる可能性が高くなり、逆に温度が高いとオスが生まれる可能性が高くなると考えられているようです。
日本の場合、南の沖縄であっても冬になると温度がさがってしまうため、メスの固体が多いと言われているようです。
オスとメスを一緒に飼育すれば繁殖できる?
セマルハコガメのオスとメスを一緒に飼育しているだけでは、繁殖は難しいと言われています。
セマルハコガメの繁殖は3月ごろに交接し、5月ごろに産卵、8月ごろに孵化するようですが、オスが交接期に発情することが珍しいようです。
気温や湿度の変化、飼育環境のストレスなどによって、発情しないことが殆どだとされています。
うまく環境を整えてあげると、オスの喉の色が黄色からオレンジっぽい色に変化すると言われています。
まとめ
オスとメスの見分け方は、尾の太さや排泄孔の位置で見分けられるようです。
オスは市場に出回ることが少ない為、ペットショップなどで見かけたら、購入を検討してみては如何でしょうか。