私たちは、身の回りに起こることしか考えようとはしません。
具体的に地球温暖化が進み地球表面の大気や海洋の平均温度が上がると聞いても、私たちの生活に関係していると、うなずける内容ではないのかもしれません。
ですが、温室効果ガス(大気圏にあって地表から放射された赤外線の一部を吸収することで起こるガス)と聞くと人事ではないように感じる方がみえるでしょう。
このような人為的要因や太陽エネルギーなどの環境的要因によって起こる地球温暖化。
この地球温暖化問題が最も影響している動物がいます。
それはホッキョクグマとアザラシです。
ホッキョクグマの場合、地球温暖化により海氷が減ると生きることが困難になります。
そんな地球温暖化によって苦しめられるホッキョクグマの現状について、詳しく紹介していきます。
地球温暖化でホッキョクグマが減る原因とは!?
まず地球温暖化により地球の気温が上昇することで北極圏の海氷が減少することがあげられます。
海氷が減ると北極海に浮かぶ海氷で生活するホッキョクグマが狩りをしたり、休息をしたり、子育てをしたりするために必要不可欠である場所がなくなるということになります。
専門家の調査によれば地球全体の温暖化に比べると北極圏の温暖化は2倍のスピードで進んでおり、海氷で暮らすホッキョクグマは氷が溶けて減ることにより、陸地に上がり海氷が凍る時期まで食料なしで過ごします。
もちろんその間は体にある脂肪分を消化し対応するのですが、地球温暖化により食料なしで生活する暖かい時期が長くなっているのです。
なので海氷の有無がホッキョクグマの生存に大きく関わっていると研究者たちは記しています。
エサが重要なだけじゃない!他にホッキョクグマへの影響はあるの!?
海氷が減ることにより、オスとメスの出会いをなくすキッカケに繋がります。
要は海氷が減るとは、ホッキョクグマの繁殖の機会をなくしてしまうと言っても過言ではありません。
まとめ
地球温暖化が海氷をなくしてしまうと言う影響が、ホッキョクグマにとって多大な影響を及ぼすことがわかったと思います。
生きる居場所をなくしつつあるホッキョクグマが地球温暖化によって生息できる可能性が減ることを、私たちはもっと親身に受け止めたほうがいいのかもしれません。