日本の一部の地域でしか見ることができないといわれているホクリクサンショウウオ。
そんなホクリクサンショウウオの生息地や分布について、今回はご紹介したいと思います。
ホクリクサンショウウオとはどんな生き物?
ホクリクサンショウウオは、サンショウウオ目のサンショウウオ科の日本固有の生き物で現在は絶滅危惧種に指定されているといわれています。
キレイな水を好むホクリクサンショウウオですが、森林開発や道路開発に伴いホクリクサンショウウオが生息するような森林や山がどんどん無くなっていったことが原因により、ホクリクサンショウウオが減少し、絶滅危惧種になっていったとわれているようです。
体の特徴は、大人のホクリクサンショウウオは、体長がおよそ80mから120m近くあるといわれていて、前後ろの四肢は、前4本後ろ5本の指を持っているといわれているんです。
体色は、オスは背中が黒く、メスは黄褐色に斑紋があるといわれています。
ホクリクサンショウウオの生息地
ホクリクサンショウウオは綺麗な水の中に生息するといわれています。
主に、森林や山あいの岩場のようなところから滲み出した水や、湧き水などが流れているようなところで、スギなどの広葉樹の倒木の下や落ち葉や枝の下、山間部の側溝など堆積物があるようなとこにも生息し、特に繁殖時期になるとこのような身を隠して産卵が出来るような場所を探し集まってくるといわれているようです。
ホクリクサンショウウオの生息地の分布
ホクリクサンショウウオは、日本でも限られている地域でしか生息しないといわれています。
ホクリクと名前がついているように、北陸地方でも石川県と富山県のごく一部の地域に生息している固有種なんです。
県内での生息分布は、かほく市以北の5市5町に生息が確認されているようです。
初めてホクリクサンショウウオが発見されたのは、石川県羽咋市の小学校の側溝だったようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ホクリクサンショウウオの生息地や分布についてご紹介しました。
綺麗な水を好むホクリクサンショウウオは、日本固有種でさらに、北陸地方にのみ生息するんですね。
現在は地域でもホクリクサンショウウオを絶滅から守るためさまざまな保護活動が行われているようです。