動物園で人気がある動物と知られているトラ。
実はトラには大きく分けて9種類に分けられます。
ここで紹介するのは、その1種であるスマトラトラです。
名前の「スマトラ」と聞いて、もしかしてと思う方もいると思います。
そうです。
このスマトラトラは、インドネシアのスマトラ島の熱帯モンスーン林などに生息しているトラになります。
実は、このスマトラトラは絶滅を危惧され、国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧種として指定されています。
スマトラトラには珍しい特徴がある!?
スマトラトラは、トラの中では最も体が小さい種類と言われています。
また、生息地が最も南で、唯一島に生息していることも特徴です。
群れを作らず単族で生活しているスマトラトラは、広大な縄張りを作っており、沿岸の低地林から標高2500mほどの高地にまで姿を見せることがあります。
それほど広大な縄張りを持っているスマトラトラですが、雌と雄、雌同士では縄張りが重なることがありますが、雄同士では重なることがないとされています。
ネコ科のスマトラトラの珍しい特徴と言えば、水を嫌わないことです。
ネコ科の動物は水が苦手と言うイメージがあると思いますが、スマトラトラは嫌わず、泳ぎも得意と言われています。
また、木にも時々登ることがあるという珍しい特徴を持っています。
ここまで、いくつか特徴を挙げてきましたが、やはりトラと言えばその特徴的な模様ですね。
では、スマトラトラはどのような模様なのでしょうか。
スマトラトラは模様の数にも特徴があるの?
スマトラトラの体の色は黄色みがかかった赤褐色をしていて、全体的に黒くてくすんだ感じがします。
それに対して、腹部や足の内側や目の上、頬などは白っぽい色をしています。
では、模様はどうでしょうか。
スマトラトラの体にある黒い縞模様は、他のトラに比べて数が多く、幅も広い特徴を持っています。
また、肩より後ろの縞模様は2本ずつの束になっています。
まとめ
スマトラトラはほかのトラに比べて珍しい特徴がありましたね。
この記事を読んでくださった方は、もしかしたら模様でスマトラトラを判別できるかもしれませんね。
日本の動物園でも保護されているため、ぜひ模様に注目してみてください。