絶滅危惧種であるベアードバク。

大きくて体全体が黒くてずんぐりしている体型ですが、赤ちゃんはまったく違う感じ!

なんともかわいいベアードバクの赤ちゃんをご紹介します。

ベアードバクの赤ちゃん

ベアードバク 赤ちゃん

ベアードバクの赤ちゃんは、生まれた時には体重が9㎏ほどです。

親は全身黒系一色であるのに、赤ちゃんは全身模様があるのです。

耳に白い縁取りがあるのは、バク全体の特徴で親にも他の種類のバクにもあるのですが、赤ちゃんはその白い色が縞の模様と斑点の模様として体全体にあるのです。

地の色も黒ではなく茶色です。

イノシシの赤ちゃんのウリ坊みたいな感じです。

体型も良く似ていますね。

ウリ坊という名前の由来は、ウリの模様に似ているからだと言われていますが、まさにベアードバクの赤ちゃんもそのウリ坊です。

さらにイノシシのウリ坊よりもくっきりとした模様になっています。

生後六か月でその模様はなくなり、親と同じ色になります。

1年間授乳されて育ちます。

バクは水浴びが好きで、水辺の場所に住んでいます。

敵から逃げるために水に飛び込んで逃げるので、泳ぎがとても上手です。

そのためには早く泳げるようにならないといけませんね。

ベアードバクの赤ちゃんはおよそ3週間ほどで泳げるようになるそうです。

そして2年で大人として独立します。

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ベアードバクは繁殖力が低く、しかも一夫一妻です。

妊娠しても赤ちゃんがお腹の中にいる期間がとても長く、一度の出産に一頭しか生まれません。

ですからよけいに数が増えにくいということもあるのですね。

ベアードバクは絶滅危惧種のレッドリストにのっている希少動物です。

生息地の開発や森林伐採、または食用にするための乱獲などで、数が激減しています。

ですからベアードバクの赤ちゃんはとても大切な存在であるといえますね。

中央アメリカでは希少動物を守るため、保護区を設置してますが、それを無視した密猟も無くなることがありません。

まとめ

ベアードバクの赤ちゃんはとてもかわいいです。

もう2度と本物を見ることができないなんてことにならないように、私たちができることを考えていかなければならないと思います。

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