セマルハコガメは沖縄や中国の南部など暖かい地域に生息している、日本ではとても珍しい陸生のカメの一種だとされています。
野生のセマルハコガメは絶滅危惧種に認定され天然記念物として保護されているため、一時期は入手や飼育が非常に困難だと言われていたようです。
現在では、ブリーダーの方々の努力によって養殖活動が行われて、一般の方でも手が届くくらいの価格帯で販売されるようになったと言われています。
特にベビーが値段が安くて入手しやすいため、ベビーから飼育する方が増えているとされています。
セマルハコガメベビーの飼育方法について
セマルハコガメのベビーを飼育する場合、まずは基本的なカメの飼育セットを用意すると良いでしょう。
ケース、保湿性の高いヤシガラやミズゴケなどの床材、温度計や湿度計などの計測器が基本の飼育資材と言われています。
さらに、屋内で飼育する場合には紫外線ライト、ペットヒーターなどを用意すると良いでしょう。
セマルハコガメは乾燥と低温を苦手としているとされており、気温は20~25度前後を保つようにしましょう。
陸生ですが、エサを食べるときなど水場があると食いつきが良いとされています。
細かい温度調整は不要とされ、暑かったり寒かったりすると、自分から床材の中に潜って体温調整をするようです。
セマルハコガメのベビーの餌は何をあげればよい?
セマルハコガメは肉食性の強い雑食だと言われています。
成体であれば、ミミズやササミ、レバーなどの他、リンゴやバナナなどの果物も好んで食べると言われています。
ベビーの場合、消化不良などを起こしやすい肉類は少なめにしたほうが良いと言われています。
餌の頻度は週3回程度、そのうち肉類は月に1回程度で良いと言われています。
べビーの餌はペットショップなどで売られているカメ専用の配合飼料が栄養的にはお勧めだと言われています。
まとめ
セマルハコガメのベビーの飼育では、低温や乾燥を避けて温度を一定に保つ必要があるようです。
餌については市販のカメ専用の餌がお勧めだと言われており、肉類は月1回程度にしておいたほうが良いようです。