野生動物の寿命は、動物園などの人の保護下では、長寿になることもしばしばです。

野生動物が生きてゆく自然環境では、気候や天敵、食料などに強く影響を受けます。

またツシマヤマネコのような絶滅危惧種の場合は、データーが少ないために正確には把握できていないなが実状です。

ツシマヤマネコ 寿命 ってどれくらい?

ツシマヤマネコ 寿命

ツシマヤマネコは、絶滅危惧種のAランクです。

個体数が激減していて、姿を見ることさえ難しい状況です。

過去に、2歳頃ケガをしたツシマヤマネコを民間の人が15歳まで育てたことが話題になりました。

自然界におけるツシマヤマネコの寿命ははっきりわかっていません。

野生では10年ほどだろうと推測されています。

飼育下での最長は18歳で、福岡の動物園で飼育されていました。

推定ではありますが、同じく福岡の動物園のふみは20歳まで生きたとされています。

ツシマヤマネコは1971年に天然記念物に指定されました。

1994年には国内希少野生動植物種に指定、また環境省の絶滅危惧種I A類に分類されています。

もっとも絶滅が危惧されている動物ですが、特別天然記念物の指定はされていません。

ちなみにイリオモテヤマネコは特別天然記念物に指定されています。

特別天然記念物は、より重要な希少生物との認定ですが、まさにツシマヤマネコは今にも絶滅が危惧されています。

ツシマヤマネコは平成24年の第4次調査によって、自然界での繁殖が確認されています。

また動物園などの協力で繁殖の試みはされていますが、なかなかうまくいっていないのが現状です。

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まとめ

国内での野生のネコはイリオモテヤマネコとツシマヤマネコの2種類になります。

世界でのヤマネコの種類はイエネコとの分類だけではかなりの数に上ります。

獰猛な種類から、イエネコのような大人しい種もいます。

オオヤマネコの種類にはベンガルヤマネコやスペインオオヤマネコなどがいます。

体長がイエネコと変わらないネコ属では、スナネコやクロアシネコなど、ネコ好きは一目で虜になるような可愛い種もいます。

分類上では猫属のうちのネコ亜科に属するものをヤマネコとして分類しています。

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