ペンギンといえば、冷たい氷の上をヨチヨチ歩いている姿を想像される方が多いと思いますが、寒いところとは真逆の環境、赤道直下の熱帯で暮らすペンギンもいます。

南米エクアドルの太平洋に浮かぶ島々、ガラパゴス諸島には、そんなペンギン「ガラパゴスペンギン」が生息しています。

しかしガラパゴスペンギンは絶滅が危惧されているペンギンです。

推定される個体数は、どれくらいなのでしょうか。

ガラパゴスペンギンの推定個体数と変化

ガラパゴスペンギン 個体数

ガラパゴスペンギンの個体数は、1970年代では6千~1万5千羽と推定されていましたが、1982年~1983年に77%減少。

1997年~1998年に65%が減少と激減し、1999年には生息する個体数は、1200羽と推定されています。

ガラパゴスペンギンの激減とエルニーニョ現象

エルニーニョ現象によって海面水温が上昇すると、ガラパゴスペンギンの餌となる魚は海の深いところから上がってこなくなります。

そうすると餌を得ることができず、繁殖活動も難しくなってしまうため激減したのではないかと言われています。

なお、エルニーニョ現象の他に、人によって島外から持ち込まれた外来種による捕食、網漁による混獲、船舶事故からの重油流出による海の汚染もガラパゴスペンギンの減少の原因となっています。

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絶滅する危険性が高い種に指定

ガラパゴスペンギンは、絶滅危惧度:絶滅危惧ⅠB類と判定されています。

≪環境省のレッドデータブックのカテゴリー≫

絶滅(EX):すでに絶滅している種

野生絶滅(EW):飼育や栽培下でのみ存続している種

絶滅危惧ⅠA類(CR):かなり近い将来に、絶滅の危険性が極めて高い種

絶滅危惧ⅠB類(EN):ⅠA類ほどではないものの、近い将来、絶滅の危険性が高い種

絶滅危惧ⅡI類(VU):絶滅の危険性が大幅に増している種

準絶滅危惧(NT):現時点では絶滅危険度は小さいものの、生息環境など条件の変化によって「絶滅危惧」へと移行する可能性のある種

まとめ

ガラパゴスペンギンは、赤道直下で暮らす唯一の珍しいペンギンで、熱帯地方であるガラパゴス諸島にのみ生息しています。

しかし、エルニーニョ現象の影響によって生息数が激減し、現在の推定個体数は1200羽と言われ、絶滅する危険性の高い種となっています。

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