チンパンジーが普段食べているものがなにか知っていますか?
野生のチンパンジーは果実や木の実、葉、花、つるやアリのような虫を食べています。
しかし、時には小型のサルやリスなどの哺乳類も食べて生活をしています。
動物園で生活をしているチンパンジーは果実と野菜を中心とした食べ物で、週に1回は樫の枝や葉、牧草などをあげている動物園もあります。
子供のころのチンバンジーは人間にもよく懐きますが、大人のオスは他の群れやチンパンジーや時には人間も襲うことがあるほど凶暴な動物です。
普段動物園やテレビなどで見ているチンパンジーのイメージとは違い、大人のチンパンジーは猛獣と呼んでいてもおかしくはない動物です。
もちろんチンパンジーも子供の命を奪ったり、共食いを行うとされています。
野生のチンパンジーは共食いをする?
「共食い」とは同じ仲間の動物が互いに食い合うこと。
人では仲間同士で争って、お互いに傷ついたり、損をしたりすることを「共食い」と呼ばれています。
私たちが普段目にしているチンパンジーのイメージでは、一番はやはり人間と似ていて愛着がある、またかわいらしいしぐさと、ほほえましく思っている人もいるのではないでしょうか?
そんなふうに受け止めている方には少し酷かもしれません。
チンパンジーが赤ちゃんを食べてしまうのはなぜ?
チンパンジーは群れ同士の縄張り争いが激しいので、違う群れにいるチンパンジーに対しては命を取り合うほど激しい争いをします。
その争いで敗れた群れのチンパンジーはその場から逃げていくので、逃げ遅れてしまった子供チンパンジーが犠牲になる場合が多いのです。
つまり、違う群れにいるチンパンジーは普通に獲物、もしくは同じチンパンジー同士でも敵と判断され、群れの仲間で分け合って食べていることが知られています。
まとめ
大人のチンパンジーは人間が襲われた例もあるほど凶暴な猛獣です。
また子供を手にかけたり共食いといった残虐さをもつのもチンパンジーの特徴の一つです。
私たち人間に近いチンパンジーといわれていますが、やはり動物なのです。
生きるために食料を体に取り込んでいかなければ、彼らも暮らしてはいけないのです。
そう考えると自然の理に叶っているかもしれないと考えられなくもないですが、胸が痛む気持ちになるのは、私たちが人間である証拠だと思います。