人間にもっとも近いサルといわれているボノボ。

体つきや二足歩行で歩くことができるなど、人間に似ているところは確かにたくさんありますね。

そのボノボの生態はどんなものなのでしょう。

知能も高いのでしょうか。

ボノボの生態について調べてみましょう。

ボノボの生態は

ボノボ 生態

ボノボの熱帯雨林のジャングルの中で集団で暮らしています。

餌は雑食ですが、主に木の実や果物、昆虫などを食べています。

他の類人猿と同様ですね。

群れは他の動物たちと違って、オス中心の組織ではなく、メスが中心で構成されている群れになります。

ボスは当然メスの長老です。

オスは一生生まれた群れの中で暮らしますが、メスは思春期を迎えると群れから離れ、別の群れを見つけてそこで大人になり子供を産み暮らすことになります。

ボノボの特徴で一番とりあげられるのが、争いを好まない穏やかな性格です。

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チンパンジーは縄張り意識の強さから、闘争心が強く攻撃的で、同種でも壮絶な戦いを繰り広げて生きています。

ボノボはまったく正反対で、自分たちの群れ以外の群れに出会っても、戦わずコミニュケーションをとろうとします。

食べ物も1人占めすることはせず、仲間と分け合って食べるなど、自分以外の相手の存在をいい意味で意識できるめずらしい動物なのです。

チンパンジーも含め、ボノボの知能は人間の子供の4才くらい匹敵すると言われています。

数々の実験がなされていますが、ボノボは道具を使うということはもとより、人間の言葉を理解できるということも証明されつつあるのです。

知能の高さを証明することは、チンパンジーなどに比べてメジャーでないボノボの認知度を高めることになり、それが絶滅危惧種であるボノボを守ることにつながっていくことにもなりますね。

まとめ

ボノボの生態や知能を知ると、ボノボが人間に近いサルだということがよくわかってきます。

戦いを好まず餌も分け合って食べることができるボノボと、人間も同じ遺伝子を共に持っているということが嬉しくなったりしますね。

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