バナナワニ園、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そう、バナナとワニをメインにした動植物園です。
なぜバナナ?なぜワニ?と一瞬考えてしまいますが、豊富な温泉熱を利用することで、ワニの飼育やバナナの栽培ができるそうですよ。
そんなバナナワニ園にはレッサーパンダがいることをご存じですか?
なぜワニの楽園にレッサーパンダが?と疑問に思ってしまいますよね。
ここではバナナワニ園でレッサーパンダを飼育している理由などについてご紹介します。
バナナワニ園でレッサーパンダを飼育している理由は?
日本に初めてレッサーパンダが来たのは1985年の11月で、ブリーディングローンという契約でワシントン動物園から3つの園に貸し出されたそうです。
このときの3つの動物園のうちの1つにここバナナワニ園が選ばれたそうです。
特に名乗り出たわけではないようで、バナナワニ園がワニの人工ふ化を成功させていた実績に着目し、「珍しい生き物の繁殖ができるのではないか」ということで指名されたそうです。
このとき日本に来たレッサーパンダのペアのうち、他の2園のレッサーパンダは繁殖できずに亡くなってしまったそうですが、バナナワニ園のペアは繁殖に成功したとのことです。
現在飼育しているレッサーパンダは13頭ですが、バナナワニ園では60頭を超える繁殖に成功しているそうです。
飼育数が世界一になった理由としては、飼育員さんの献身的な飼育が大きいようです。
初めてのレッサーパンダの飼育で分からないことだらけだったようですが、可能な限りレッサーパンダと一緒に生活し、レッサーパンダのケージに寝泊まりをしてお世話をしていたそうですよ。
バナナワニ園のレッサーパンダは種類が違う?
日本の動物園で飼育されているレッサーパンダは、ほとんどがシセンレッサーパンダという種類のレッサーパンダですが、バナナワニ園ではニシレッサーパンダと言う種類になります。
日本でニシレッサーパンダを飼育しているのはこのバナナワニ園だけになります。
日本の動物園ではニシレッサーパンダがいないので、繁殖によって血が濃くなりすぎないように、海外の動物園とトレードしているそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
ここではバナナワニ園がレッサーパンダを飼育している理由についてご紹介しました。
バナナワニ園のレッサーパンダが飼育数世界一になったのは、飼育員さんの献身的なお世話があってこそだったようですね。
日本でニシレッサーパンダが見ることができるのはバナナワニ園だけなので、機会があったらぜひバナナワニ園でレッサーパンダを見てくださいね。