みなさんアホウドリが求愛ダンスを踊るってご存知でしたか?
アマゾンなど、温かい所に生息している小鳥たちに求愛ダンスをする種類が多いイメージなのですが、アホウドリの求愛ダンスってどんなものなのでしょうか?
かなり興味がありますよね。
求愛ダンスをする鳥は、オスがとても色鮮やかな羽根でメスにアピールする一方、メスは地味な色をしていることが多い印象がありますよね。
でも実は、外見だけではオスとメスを正確に見分けるのはできないスズメや文鳥も求愛ダンスを踊ります。
そして、アホウドリも姿かたちだけでは性別を見分けるのはできないようです。
それでは、アホウドリの求愛ダンスについて調べてみましたので、少しお付き合いいただければと思います。
アホウドリの求愛方法は?
アホウドリはとても長生きする鳥で、平均寿命が30年から40年とも言われます。
ただ、その平均をはるかに越すご長寿な鳥もいて、60歳を超えても現役で子育てをしている個体もいます。
そんな彼らが誕生してから繁殖可能になるまでには早くても5年、一般的には6-7年はかかります。
そんなアホウドリですが、一度ペアが成立すると基本的には生涯同じ相手と添いとげます。
そのためアホウドリは、相手を選ぶ際とても慎重になるようです。
オスからメスに対して求愛をするのではなく、オスもメスも一緒になって1対1で求愛をしあいます。
この時にピロピロピロ~と聞こえるさえずりとカチカチカチと聞こえるクチバシの高速音を交互に織り込みながらおじぎをし合う、という一連の動作を何度も何度も繰り返すのです。
驚くことに、カップルが成立するまで2-3年はこの求愛ダンスを毎年繰り返すのだそうです。
またペアが成立してもその年には繁殖をせず、その翌年からペアとして子育てをするのだそうですよ。
お相手とフィーリングが合うかどうか、しっかりと確かめ合ってできるペアは絆がとても強そうですね。
一方、アホウドリのペアは繁殖期以外オスもメスも全く別の場所で生活し、繁殖期になるとまた同じ場所に戻ってきて1年ぶりの再会を果たすのだそうですよ。
それでもお互いを認識しあえる能力もすごいですよね。
まとめ
めずらしいアホウドリの求愛についてご紹介しました。
アホウドリの求愛もなかなかユニークで興味深かったですが、配偶者選びにとても時間をかけることにまた新しい発見がありました。
簡単に繁殖しない点においては数が増えにくいともいえるかもしれません。