みなさん、アホウドリって知っていますか?
名前だけ聞いたことのある人も多いと思います。
それにしても、なんとも可哀そうな名前ですよね。
いったいこの名前はどこから来ているのでしょうか?
実はアホウドリにはカタカナのほか、漢字の名前もあります。
一体どんな漢字でアホウドリと読むのだろうかと気になります。
またその名は1つではなく何個もあるのです。
すこし見ていきましょう。
アホウドリの漢字とその由来は?
先ほどアホウドリには複数個名前がある事に触れましたが、分かり易いものに「阿呆鳥」と「阿房鳥」があります。
読み方も意味もそのままで、全く良い印象だとは言えないですね。
なぜそんなにひどい名前を付けられてしまったのでしょうか。
それはアホウドリの行動にありました。
あまり警戒心が強くないため人間が近寄っても逃げないことで、たくさんのアホウドリが人に捕まえられてしまいました。
そのいとも簡単につかまってしまう所からそんな名前になってしまったそうです。
アホウドリの別名は?
アホウドリの別名にはどんなものがあるのでしょうか?
他に漢字で「信天翁」という名があり、しんてんおう又はあほうどりと読まれます。
もともと漢語だそうですが、阿呆に比べて少しはイメージが良くなりましたね?
では信天翁とはどんな意味なのでしょうか?
それは「運を天に信(まか)せて一日中魚がくるのをただただ待っているおじいさん」だそうです。
イメージがぜんぜん良くなっていないのですが…。
どこまで行っても可哀そうなアホウドリですね。
アホウドリはエサを捕るのが得意ではなく、他の鳥が捕まえた魚が空から降ってくるのを待っているおじいさんに見えたことに由来するそうです。
でも、アホウドリは可愛い顔をしているのですが、確かにおじいさんに見えなくもないかもしれません。
その他に、長崎県では沖に住む大きくて美しい鳥という意味の「オキノタユウ」と呼ばれていたそうで、この名前に変えようという動きもあるようです。
こちらは良い名前ですね。
アホウドリは英語ではなんて発音されるの?
アホウドリの英語での名前はAlbatrossで、アルバトロスと発音されます。
ゴルフ用語のアルバトロスは、この名前に由来しているそうです。
ダブルイーグルとも呼ばれるアルバトロスは、基準の打数より3打少なくそのホールを終了することで、かなりレアな快挙のようです。
なぜアホウドリからその用語が生まれたのか気になりますよね。
アホウドリは陸上ではゆっくりですが、大空では大きな翼で風と巧みに利用しながらとても滑らかに飛行します。
実はその優雅な姿からきているようですよ。
まとめ
アホウドリの漢字とその由来、英語での発音や意味についてご紹介してきました。
日本語では哀れな意味が多いのに対し、英語ではとても良いイメージを持たれていることが分かりました。
アホウドリをオキノタユウに改名すれば、日本での彼らの印象も良くなりそうですね。