コツメカワウソはツメナシカワウソ属に分類されるカワウソの一種で、その中でもとっても愛嬌があり可愛い種類のカワウソです。
そんな愛くるしさから、コツメカワウソが元となったキャラクターもいくつか存在していますよ。
なかでも高知県須崎市には「ちぃたん☆」というコツメカワウソの妖精さんだというキャラクターがいて、なんと観光大使として就任しています。
こんな風に私たちにも意外と身近になりつつあるコツメカワウソですが、実はその生息数は減少してきています。
さらに絶滅危惧種にも指定されていて、とても貴重な生物なのです。
ただ、数が減っているのはコツメカワウソだけでなく、実は他のカワウソたちの生息数も減ってきていて、保護活動などのイベントも開催されていたようです。
絶滅が懸念されているコツメカワウソは、どんな生き物でどんな姿なのでしょうか?
ちょっと気になりますよね。
今回はコツメカワウソの特徴についてご紹介いたします。
コツメカワウソの大きさってどのくらい?
コツメカワウソの大きさは、体長約40~60㎝、体重約3~5kgほどととても小さいです。
それもそのはず、コツメカワウソはカワウソの中では最も体の小さい種類なのです。
可愛さがより引き立ちますね。
また、尻尾の長さは約25~30cmもあるのだそうですよ。
とても長いですね。
水に入って泳ぐことが多い彼らの生活に特化した体つきとも言えます。
コツメカワウソの特徴
先ほどコツメカワウソが最小のカワウソだとご紹介しましたが、特徴はそれだけではありません。
特筆すべきはカワウソの仲間の中で、コツメカワウソはツメもとても小さいことです。
また手足も器用で、エサを捕まえ食べる時には両手を使って上手に食べるようですよ。
その利点を生かし、獲物を探してガサガサと狭い場所に手を入れる習性があるようで、これを利用してコツメカワウソと手をつなぐことができる動物園もあるそうです。
また彼らの毛皮はとても厚く保湿性に優れています。
その一方で皮下脂肪はあまり付いていないのだそうですよ。
1日の大半を水辺で過ごすための進化なのでしょうね。
まとめ
コツメカワウソの外見や特徴を少しご紹介してきました。
体はとても小さいですが、いろいろと生活のための知恵を働かせ、進化しながら生活していく様子がお分かりいただけたことと思います。
これからも可愛い姿を見せてほしいですね。