皆様、思い浮かべるラッコの姿はどのような姿をしていますか?
ラッコと言われて思い浮かべるのは、プカプカ海面に仰向けに浮かんで貝を叩く様子を思い浮かべる人も多いのではないのでしょうか。
しかし、よく考えてみるとラッコがなぜ仰向けで浮いたまま生活ができるのかということが気になりますよね。
今回は、ラッコはなぜ浮く?仰向けの理由についてもご紹介します。
ラッコはなぜ浮く?
ラッコは動物の中で一番毛深い動物ともいわれており、1cmで約15万本も毛が生えているのだとか!
ラッコが浮くことができる理由として、この毛皮に仕組みがあるとされています。
ラッコの毛皮は特殊な構造をしており、柔らかい毛の間に小さな空気の泡を含ませることができるそうで、その構造により浮くための手助けをしているのであるそうです。
そのような構造であるからこそ、餌を取るために潜るときには逆に大変!
そのためにラッコは貝を割るためのお気に入りの石を手放さず持っていて、その石の沈む力を利用しながら上手に潜るのだそうです。
ちなみに、空気の層があることにより断熱効果もあるとされており、寒い地域でも生活できるひとつの理由となっているそうです。
ラッコが仰向けで浮く理由
しかし、特殊な毛皮と言えども補助をしているだけなので、毛皮のみで浮いているわけではありません。
ラッコは魚類ではなく哺乳類なので、我々と同じく肺呼吸をします。
うつ伏せでは口が海面に浸かってしまうため空気が取り込めないことがひとつと、人間が背泳ぎができることと同じ理由があげられます。
肺に空気を取り込むことにより、浮きの役割を果たすため仰向けでプカプカと浮くことができるとされていますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はラッコはなぜ浮く?仰向けの理由についてまとめてみました。
ラッコの毛皮は毛の間に空気の泡を含ませることができるという特殊な構造をしており、毛皮自体が浮くための手助けをしているということ、肺に空気を取り込むことにより浮きの役割を果たすことで身体を浮かせているということがわかりました。
ラッコの毛には暖かさを保つだけでなく、そのような秘密があったのですね!