2000年になって絶滅した野生の動物は沢山います。
有名なガラパゴスのピンタゾウガメで最後の1頭、「孤独なジョージ」が2012年に絶滅してしまいました。
また日本では和名「ニッポニア・ニッポン」のトキも日本の野生としては2003年に絶滅しています。
現在は中国産のトキが飼育されていますが、日本産のトキはもう存在していません。
他にもコウモリや鳥など多数絶滅したり、絶滅危惧種に指定されている野生息地の減少や環境の悪化、密漁などで、生息数は年々減ってきています。
ネコ科の動物チーターも例外ではなく、生息地も生息数も危機的な状況になっています。
チーターの生息地は?
チーターの生息地は乾燥した草原地帯になります。
もっとも有名な生息地としてはアフリカのサバンナになります。
熱帯地方で乾季と雨季があり、誰でも知っている動物園でも人気者のライオン、ゾウ、キリンにカバを始めとする多数の動物が生息しています。
アフリカのサバンナ以外にもイランの乾燥地帯に少数ですが生息していますが、現在チーターの生息が確認されているアジアはイランのみとなっています。
以前はインドにもチーターは生息していましたが、現在では生息の確認はありません。
チーターの生息数は?
チータは絶滅危惧種の手前の絶滅危急種に指定されており、生息数は大変に少ない状態です。
現在確認されているのは約7000頭と言われており、いつ絶滅危惧種に指定されても不思議ではない状態です。
もちろん同じネコ科のライオンやトラ、ヒョウ、ジャガーも同様に絶滅を危惧され、保護対象の動物に指定されており、生息数は年をおうごとに減ってきているのが現状です。
まとめ
チーターの生息地は以前はインド、イラン、アフリカと広範囲に広がっていましたが、現在ではアフリカのサバンナ地帯にもっとも多く生息しており、イランではごく少数が生息を確認されているだけになっており、インドでは既に生息を確認することはできなくなっています。
野生動物の多くは自然環境の悪化や密漁による乱獲、人間が動物の生息地に活動範囲を広げていることなどが原因で生息地も生息数も減ってきています。
家畜や農作物を荒らすという疑いをかけられたことで、駆除されたりすることも原因のひとつでしょう。
絶滅する動物の原因のひとつに人間が関わっているのはとても残念なことですが、その反対に絶滅の危機にいる動物達を助けることができるのも人間だけということも忘れたくないですね。