ホッキョクグマの生息域は北極圏といわれており、ホッキョクグマの個体数は約26,000頭といわれています。
過酷な自然環境に適応した生活を送るホッキョクグマは、生涯ほとんど海氷の上で過ごします。
泳ぎが得意なので何時間も氷の間を縫って泳ぐことが出来ます。
さて、そんなホッキョクグマですが絶滅の危機と言われていて個体数が減っているとの声が上がっています。
はたしてホッキョクグマはなぜ減るのか!?
その真相について詳しく紹介していきたいと思います。
ホッキョクグマが絶滅する原因って!?
実はホッキョクグマにとって海氷はなくてはならない“モノ”だったのです。
ホッキョクグマが狩りをしたり、休息をしたり、または育児をするときに必要不可欠の場所、それが海氷です。
その海氷が気候変動により溶け出しているというデータが出ています。
これは北極海の気温・水温が上昇し、春が今までより早く訪れまた秋が長くなるという四季への影響が出ているためです。
具体的に話すと、海に浮かぶ氷が早く溶け、なかなか凍らなかったりする状況に繋がるということです。
そうなると氷の上から、海に住むアザラシなどをエサとするホッキョクグマは十分なエサが確保できないことになってしまいます。
通常氷の上に穴を作ってその中で待ち伏せし、アザラシが海の中からあがってきたところを襲うという狩りの仕方は海氷がなければ成立しません。
こういった点から海氷が減るというのはホッキョクグマにとって影響が絶大です…。
ただそれだけではない影響も存在しています。
ホッキョクグマが絶滅してしまう!?ホッキョクグマの数を教えて!?
海氷が減るということは生きる術をなくすというだけのことではなく、繁殖にも大きな影響を及ぼし現在ホッキョクグマはおよそ2万5000頭といわれています。
氷が減った分広くなった海をガスや石油を求めて船舶が動き回れるようになるため、ホッキョクグマへ更なる影響が出ると言われています。
まとめ
ホッキョクグマが絶滅する可能性を秘めている原因は、気候変動により海氷が減っていることだとわかりましたね。
繁殖も大きく関わっていました。
果たして今後も海氷の数は減り続け、北極圏に住むホッキョクグマの数が約2万5000頭からどのように推移するか非常に注目が集まりますね。