キーウィの卵というと、どんな卵を想像しますか?
キーウィフルーツのような卵?
それともうずらのような卵?
飛べない小さな鳥がどんな卵を産むか興味がありませんか?
調べて行きましょう。
キーウィと言う鳥の卵について
キーウィの卵はダチョウ、エミュー、ヒクイドリ、レアの次に大きな卵を産みます。
なんだ5番目かよとか思ってはいけません。
ダチョウのメスの体重は120kgあります。
ダチョウの体重と比べたダチョウの卵の重さは2%しかありません。
一方キーウィのメスの体重は約2kgです。
鶏とほぼ同じ大きさです。
しかしキーウィの卵はなんと400gもあります。
つまり体の重さと比べて20%の重さの卵を産むのです。
体の相対比でいくとかなり大きな卵を産むのをわかっていただけたでしょうか。
ちなみに鶏は卵の重さが約60gなので母体の体重2kgとすれば3%ということになります。
この卵を作り出す器官もキーウィは他の鳥と違っているようです。
卵を作り出す器官これを卵巣といいますが、この卵巣は哺乳類では左右に一対ありますが鳥類では一般的に右側の卵巣が発生の途中で発達を中止するため痕跡しかなく、左側の卵巣だけなのですが、キーウィの卵巣は左右それぞれに発達しています。
キーウィの卵は大きいので孵化する時間もかなりかかります。
鶏が21日、燕が14日、雀は11日、最大の卵であるダチョウの卵が42日、それを上回るのがオウサマペンギン53日、ヒクイドリ56日、しかしキーウィはなんと75日も孵化する時間を要しているのです。
ちなみに鳥類の最長孵化時間はワタリアホウドリの80日でキーウィの孵化時間はそれに次ぐものなのです。
なぜこんなに孵化するのに時間がかかるかと言うと、キーウィの体温が他の鳥類よりも2度低い38度であるため大きな卵を暖めるのに時間がかかるのだそうです。
そして卵を暖めるのは雄の役割なんです。
雌は卵を産むと巣穴から出て行ってしまうそうです。
体からしたら大きな卵を産んだんだから疲れちゃいますよね。
でも、キーウィは年間で2~3個の卵を産むそうなんですが、1個の卵を産んだら1ヶ月半後にまた産卵するそうです。
3度目の産卵もすることもあるいようです。
キーウィのカップルは生涯続くらしいです。
30年も一緒にいた例があるそうです。
まとめ
キーウィは見かけによらず大きな卵を産むことと孵化に時間がかかることがわかりました。
小さな体から大きな卵を産む不思議な鳥なんですね。