ホッキョクグマはとても体が大きく迫力のある動物ですが、他のクマと比べると頭が小さく首が長く、耳が小さいという特徴を持っています。
特徴のある小さな耳はホッキョクグマのチャームポイントであり、マスコットなどでも可愛いと言われています。
ですがホッキョクグマは何故、大きな体に似合わず小さな耳をしているのでしょう。
その理由を探ってみました。
ホッキョクグマの耳が小さい理由は?
ホッキョクグマは北極や北アメリカの北部、カナダの北部など、とても寒い地域に生息しています。
体の大きなホッキョクグマの耳が小さい理由はというと、北極などの寒い地域で大きな耳をしていると耳が凍傷にかかってしまう恐れがあるからだと言われています。
ホッキョクグマの耳が小さいのは凍傷になるのを防ぐためや、体温維持のためだったのです。
同じホッキョクグマでも、極寒の地に行けば行くほど耳は小さくなると言います。
同じく体つきもどんどん丸みを帯びていくそうです。
このことは、アレンの法則としてよく知られています。
もう一つ、ホッキョクグマはクマの中でも珍しく、泳ぐことが出来るのです。
実はホッキョクグマは泳ぎが得意で水中を移動することも多く、15メートル以上も水中に潜って移動することが出来ます。
また30~40キロ程度は泳ぐことのできる能力を持っているのです。
このことから、泳いでいる時に海水などが入りにくくするために耳が小さいとも言われています。
耳の大きさは小さいですが、聴覚は優れていてアザラシの巣穴を見つけ出し穴の中で隠れている子供のアザラシを捕まえることが出来るといいます。
ホッキョクグマの耳は小さいサイズですが、しっかりとした役目を持っているのですね。
まとめ
ホッキョクグマの耳が小さい理由は、北極圏という極寒地で生活しているという環境が理由だったのです。
耳が小さいおかげで凍傷にならずに生活が出来、海の中を泳ぐことが可能なのです。
また、小さくても優れた機能を持っている耳なので、エサを捕まえることができるのです。
見た目が可愛いホッキョクグマの耳が小さい理由がわかりましたね。