皆さんはイトウという魚をご存じですか?
北海道にしか生息していない魚なので、一般の方はあまりなじみのない魚かもしれませんね。
ですが、大きさがかなり大きく、数も減ってしまったため、釣りをする人からは幻の魚と呼ばれているそうですよ。
ここではイトウの名前の由来や漢字についてご紹介します。
イトウの名前の由来は?
イトウは和名の「糸魚」からきており、これはサケ科の魚としては全長に対して体高が低く、細長い体型であることと、サケとは違い、早春に産卵するため、初春から晩春にかけては生殖活動後のやせ細った個体が多く見られ、糸のように細い魚、というのが名前の由来になるようです。
ちなみにイトウには別名がいくつかあり、イト、イド、チライ、オビラメなどと呼ばれることがあるようですが、これらの名前も糸のように細い魚ということが由来になっているようです。
また、種小名に「perryi」という」単語が入っているのですが、これは黒船で有名なペリーが函館に立ち寄った際に、イトウのことをイギリスの生物学会に報告したことから命名されたそうですよ。
イトウの魚の漢字はどう書くの?
イトウは漢字で書くと魚へんに鬼と書くそうです。
「魚鬼」こんな感じですかね?
これはイトウがとても大きく、獰猛であることから付けられたようです。
繁殖期にはオスの体が真っ赤になり、メスを巡って1メートルもの巨体をぶつけ合う戦いを繰り広げ、まさに「赤鬼」といった感じになるようですよ。
イトウの巨大さと獰猛さは伝説にもなるほどでのようですよ。
この漢字以外にも、「伊富」や「伊富魚」、「伊当」などの漢字があてられているようです。
まとめ
いかがでしたか?
ここではイトウの名前の由来や漢字での書き方についてご紹介しました。
イトウは糸のような魚からきているようですが、その大きさは1メートルを超えるものも多くいるほど巨大な魚なので、あまり「糸」という感じがしないのではないかと思うのは私だけなのでしょうか?
糸というよりも縄の方がしっくりきますよね。