シャムワニって知っていますか?

シャムワニはその名の通りクロコダイル属に分類されるワニであり、特定動物です。

特定動物とは、日本の法律である動物愛護管理法に基づき、人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物のこと。

そしてシャムワニは、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されている深刻な状況でもあります。

シャムワニは東南アジアの淡水域に生息するワニですが、詳しく説明していきましょう。

シャムワニの生態とは?

シャムワニ 生態

シャムワニとは、タイやラオス、マレーシア、ベトナム、インドネシアのジャワ島などに分布している中型のワニです。

体色は灰色で、全体的に細長い体は、全長2m~大きいオスで4mまでに成長します。

体重は40~70㎏と言われていますが、なんと350㎏にまで成長するオスもいます。

大きくなるメスは、この大きなオスの半分程度。

しかし、この大きさはワニの中ではさほど大型ではなく、中型に分類されます。

かつては標高の高い場所にもいたと言われますが、基本的に低地で流れの緩やかな河川や湖 、淡水域に幅広く生息しています。

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生息環境は沼地、湖、大きな川など。

食は主に魚を食べますが、甲殻類や昆虫、爬虫類、水辺付近にいる哺乳類や鳥なども食べます

性質はとても大人しく、人間を襲うことはないとは言われているものの、やはり野生では気性の荒い個体もいます。

早春から春にかけて繁殖行為をし、産卵して夏に孵化します。

飼育下での寿命は約60~70年という長寿。

性成熟には10年ぐらいかかり、1度に20~50個の卵を産み、メス親が守ります。

約80日程で孵化し、水中に子供を運びます。

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まとめ

身近な存在ではない動物は、あまり知られてはいませんが、知らないうちに絶滅の危機にさらされている種が多くいます。

皮を仕入れるため、養殖が盛んに行われているという危険な状態です。

捕獲禁止区域も増えてきており、同じ生きるものとして、守っていかなければならないと思います。

何かがいま出来なくても、知っていることが大切です。

日本でも数は少ないですが、動物園で会えるので是非1度足を運んでみてくださいね!

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