オランウータンは、体も大きくて顔立ちも迫力があるうえに、すごい力持ちというイメージがあります。
動きはのっしりとしていますが、その力強さは桁違いといいます。
森の中で生活し、一生を木の上で暮らすオランウータンは、毎日枝から枝へ飛び移っているので握力もかなりあると思います。
オランウータンの握力は、どれくらいか知っていますか?
オランウータンの握力は、200から300キロもあるそうです。
そしてボスクラスになると500キロだそうです。
人間の大人が30~50キロくらいですので、到底かなわないことがわかります。
その握力を使って、木やロープにぶら下がっているのです。
そして、森の中を自由に動き回っているのでしょう。
オランウータンは、いつからそのような握力がついたのでしょうか?
赤ちゃんオランウータンもそのような握力があるのでしょうか?
オランウータンの赤ちゃんの握力はどれくらい?
オランウータンは、0~2歳半までが幼児期です。
オランウータンの赤ちゃんの体重は約2キログラムで、人間の赤ちゃんよりすこし小さいです。
2歳までの赤ちゃんは、お母さんの授乳で育ち、4歳くらいまではほとんどお母さんと一緒に行動します。
移動するときもお母さんが抱えて移動し、眠るときもお母さんと一緒に寝ます。
2歳半から7歳までが子供の時期で、その頃の体重は約10キロから30キロになります。
木を移動したり、食事をすることも自分でできるようになりますが、まだ甘えん坊でお母さんにつかまって移動することもあります。
すこし大きくなると、お母さんの見える範囲で他の子供たちと遊んだりします。
その頃までは眠るのも一緒ですが、お母さんが次の赤ちゃんを出産するころになると、子供は自分で巣をつくるようになります。
7歳から10歳でお母さんから独立します。
このような成長の過程で握力がついていくと思われます。
正確な握力をはかるのは難しいですが、オランウータンの赤ちゃんは、自分の体重(2キロくらい)を支えて、移動するお母さんオランウータンにしがみつくくらいの握力はあるということです。
まとめ
赤ちゃんオランウータンは、お母さんオランウータンにしっかりとつかまって、木から木へと移動しますので、その成長の過程で握力も強くなっていくと思います。
そして独立するころには、200から300キロの握力になるのでしょう。