チーターの狩りというと単独で行い、全力で獲物を追う姿をテレビやネットの動画でよく見かけます。

追われている草食動物からすれば命の危機なのですが、チーターの走る姿は無駄がなく素晴らしいもので、そこが大きな魅力のひとつですね。

ところでこのように全力で走り獲物を狩る姿はほとんどの場合、メスだけでオスはこのように全力で獲物を追うことは滅多にありません。

オスはどのように狩りをしているのでしょうか。

チーターのオスとメスの違いは?

チーター オス メス 違い

チーターの体長は約110㎝~140㎝で、体重は約40㎏~65㎏になります。

メスはオスより少し小柄になりますが、オスとメスの違いは体格差よりも、生態による違いが目立ちます。

オスは基本的に兄弟で群れを作り協力し合って獲物を捕獲します。

親から離れた直後は兄弟の中にメスがいる場合は、しばらくの間はメスも行動を共にし、主にメスが獲物を捕獲します。

ただそれも一時のことでいずれメスは群れから離れ、単独行動になります。

メスが離れた後のオスは兄弟同士でそのまま群れを作り、通常は捕獲しやすい小動物を食べているので、ガゼルやインパラの年老いているもの、または子供などを狙って草原を走るようなことはほとんどありません。

メスは群れから離れ単独行動にはいった後は、もう群れに戻ることはありません。

チーターは単独行動、というイメージはメスによるところが大きいでしょう。

よくチーターが全力で獲物を追う映像は、子育て中のメスが子供のためにと全力で走っていることがほとんどです。

子育て期間はおよそ2年で、その間は母親は子供に狩りの仕方や天敵から身を守る方法などを教えながら、母親の助けが必要なくなるまでは子供と共に行動します。

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まとめ

オスは兄弟間で群れを作って複数で行動して、広い縄張りを確保することで、メスを呼び寄せやすい環境を作っています。

メスは基本的に単独行動ですが群れの形を作るのは、子育て中に子供に生きるための知恵を教えている間だけで、それが済み子供が成長すれば子供を残して群れを離れ、また単独行動にはいります。

ただこのようにメスが必死に子育てをしても、天敵や様々な障害によって、多くの子供が大人になることができないのが現状です。

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