肉食動物の中でも小柄で速く走ることに特化した体系のチーターは、あまり戦い向きではなく、他の肉食動物と戦うことは滅多にありません。

特にライオンやハイエナなどの肉食動物、または体が大きく力の強い動物と戦うことは、狩りをしたり、敵から逃げたりと、生きるために無くてはならない足に怪我を負うことになりかねないため、大きなリスクをともないます。

そのため戦うことはせず、たとえ苦労して捕らえた獲物でもあきらめて逃げることを選びます。

ライオンがチーターを襲うのはなぜ?

ライオン チーター 襲う

戦うことが苦手なチーターは自分より大きなライオンとは特別な理由がない限り戦ったりはしません。

ライオンも特別な理由がない限りは普段獲物の対称にしていないチーターを襲ったりはしないのですが、時おりライオンがチーターを襲うことがあります。

ライオンもチーターも他の肉食動物も餌としている対象は草食動物です。

餌の対象が重なっていることが少なくないので、少しでもライバルは少ないほうが良いに越したことはありません。

そのためチーターや他の肉食動物がライオンの狩り場に入ってしまった場合、追い出すために襲うことがあります

最初は威嚇程度で、それで出て行けば深追いはしません。

ところが、それでも出て行かない、抵抗された場合には追い払うだけでは済まないこともあります。

ただライオンのあの鋭い爪や牙で襲われては、小柄のチーターはひとたまりも無いことでしょう。

普段ライオンがチーターを襲うのは餌としてではなく、追い払うためなので食べることは滅多にありませんが、ときには子供のチーターがライオンに襲われて食べられてしまうこともあるようです。

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まとめ

チーターがライオンと戦うことは滅多にないことですが、驚くことに自分からライオンに立ち向かうことがあります。

子供がライオンに襲われそうになったときなどは、子供を守るためにライオンの気を引いて子供から遠ざけたり、戦ったりすることがあるそうです。

ただしそれは大きなリスクを負います。

もしもケガをしてしまっては獲物を追うこともできず、子供ともども飢えてしまう危険もあるからです。

このような様々な原因も相まってか、子供のチーターが成獣になる確率は低く30%くらいしかないと言われています。

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