ペットとして人気のチンチラ。
仕草もとても愛らしいですよね。
そんなチンチラが、奥歯の方で、小さく「カチカチ」と音を鳴らしているのを聞いたことはないでしょうか。
ここでは、チンチラが、歯をカチカチと鳴らす理由について、詳しく説明していきたいと思います。
チンチラが歯をカチカチ鳴らしている!
チンチラの歯の数は、全部合わせると20本です。
全ての歯が、ずっと伸び続けます。
だいたい1年の間に、およそ5~7センチ伸びます。
チンチラの歯は黄色いのが正常で、白い歯は、ビタミンAの欠乏が疑われるそうです。
そんなチンチラを飼育していると、奥歯の方から、「カチカチ」という音を聞くことがあると思います。
これは、チンチラがくつろいでいたり、飼い主とのコミュニケーションをとったりするときなどに行うようです。
カチカチと聞こえたら、穏やかな、ゆったりとした気分なんだととらえましょう。
一方で、チンチラはとても臆病で繊細な性格でもあるので、神経を張り詰めたような状態で「カチカチ」と歯ぎしりを行うこともあります。
この場合は、少し強めのギシギシといった音です。
歯が伸び過ぎている場合などにも行うようです。
あまりにも頻繁に強めの歯ぎしりをする場合は、獣医に相談することをおすすめします。
痛みなどを感じていないか、じっくりと観察してあげましょう。
まとめ
チンチラは、歯が伸び続けるという特徴をもっているので、歯に関する病気はとても心配ですね。
歯が伸び過ぎて、噛み合わせなどに異常があると、歯周病や栄養障害などの疾患にもつながります。
食欲が落ちていないか、よだれを垂らして、下あごが濡れていないかなど、毎日観察してあげるようにしましょう。
おやつをたくさん与えるのではなく、繊維の多い干し草などを与えて、長時間噛みながら食べるという習慣も取り入れましょう。
毎日の習慣から、病気を防ぐことができると思います。
できるだけ、リラックスした状態のチンチラの「カチカチ」という音を聞けるといいですね。