絶滅危惧種と言われているクロマグロですが、去年は定置網漁でクロマグロが豊漁となって、短期間で漁獲枠がいっぱいになってしまうという現象がいろんな地域で起こってしまったそうです。

そして、日本近海周辺は一本釣り、延縄、定置網、巻網と様々な漁法でクロマグロがかかり、北海道の一部で大量の獲枠超過が発生していて問題となってしまっています。

だが、クロマグロがどこの港でどのくらい水揚げされたというのが随時把握する仕組みを作らなければ、資源管理は難しいことだと思います。

去年の北海道の枠超過の影響で、クロマグロを漁獲できなくなった他の県の定置網漁業者の不満が高まってきているそうです。

なぜクロマグロがこれほどまでも貴重なのでしょうか?

クロマグロが減少してきている理由とは?

クロマグロ 減少 理由

クロマグロの96%は、ここわずか数十年の間に漁獲し消費してしまったのです。

更に、同種の資源は親魚量も加入量も双方が減少している恐れがあると報告しており、残念ながら資源量は今後も更に落ち込む可能性が高い状態にあるという事を、北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)がこのような報告書を出したそうです。

こうして太平洋のクロマグロの資源量は乱暴な漁獲・流通・消費により海から姿を消しつつあり、過去最低レベルにまで落ちてしまい、未開発時の4%以下にまで減少してしまったのだと言います。

日本では需要に比して漁獲量が不足したために、今やクロマグロが高級魚と化していると思います。

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まとめ

日常的に食しているクロマグロが絶滅してしまう事なんて誰も思っていません。

そのためにも太平洋のクロマグロは資源回復計画を実施して資源が回復するまでは一時的に全面禁漁を長期的にするくらいの事をしなければ、今後クロマグロが絶滅してしまったということになりかねないと思いますね。

魚体の色と希少価値から「黒いダイヤ」と呼ばれているとこもあるそうです。

21世紀に入ると、食用魚の中でも最高級品の一つとして位置づけられているクロマグロを、自然界の資源量に影響を与えない、完全養殖手法の案も考えてみては良いかもしれません。

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