しぐさがとてもかわいらしいチンチラ。
美しい毛並みが特徴のチンチラは、ペットとしても人気ですが、長く飼っていると、毛が汚れてきます。
綺麗な状態に戻すためには、どうすればよいのか、ここで詳しく説明していきたいと思います。
チンチラの毛のお手入れ
チンチラは皮脂腺から「ラノリン」という物質を分泌して、密に生えた毛をコーティングすることで、断熱効果を保ったり、毛を艶やかにしたりしています。
ラノリンは脂肪質で、自然に蒸発しないので、それを落とすために「砂浴び」が大切になってきます。
砂浴びをしないと、毛にホコリやゴミがついて、毛が固まり、ボール状になってしまうこともあります。
野生のチンチラの場合も、砂浴びを行うことで、毛の状態を綺麗に保っています。
飼育する場合も、砂浴びをさせることは基本となります。
シャンプーなどで、汚れを落とそうとすると、細菌の感染につながり、皮膚病になってしまう場合があります。
チンチラを決して濡らすことがないように気を付けましょう。
チンチラの毛の汚れ
チンチラの手入れの大切さが分かりましたが、それでも綺麗にならない場合があります。
チンチラの毛の汚れで特に気になるのが、陰部の周辺です。
これは、尿による汚れです。
この場合、放置してしまうと、雑菌が広がり皮膚病の原因になることがあるので、痛くないように抜いてしまうようにしましょう。
毛が汚れているからと、長時間砂浴びをしてしまうと毛が抜け過ぎてしまうので、長くても1回20分ほどにしましょう。
週に4~5回くらいは行うようにしたいですね。
まとめ
チンチラは、砂浴びをしないと毛にゴミやホコリなどが付着し、毛が固まってしまうということが分かりました。
これを気にしたチンチラが固まった毛を飲み込んでしまうという事故にもつながる危険性があります。
それだけ砂浴びはとても大切なのです。
使う砂は、できるだけ粒子が細かいものを使いましょう。
市販のものに、チンチラ用の砂浴び用の砂が販売されています。
色々と種類があるので、色々と試して、チンチラの好みに合ったものを選ぶと良さそうです。
また、砂浴びの目的は、汚れを落とすことなので、もちろん砂も汚れていきます。
汚れた所はこまめに取り換えてあげるようにしましょう。
また週に一度は、すべての砂を取り換えてあげるようにしましょう。
環境を綺麗にして、チンチラの毛を綺麗に、健康に保ってあげたいですね。