皆さんはジュゴンという生き物をご存知ですか?

人魚のモデルにもなったとされる、とてもかわいらしい生き物です。

このジュゴン、日本の沖縄が生息北限とされ生息しているのですが、絶滅の危機にあるのです。

ここではジュゴンの保護対策方法についてご紹介します。

ジュゴンの保護対策方法は?

ジュゴン 保護 方法

ジュゴンは昔、沖縄などで比較的多く見ることができたようですが、食用などのために乱獲され数が激減してしまいました。

食用のための捕獲を禁止した後も、漁業の網に誤ってかかってしまったり、船のスクリューに巻き込まれるなどの事故により、どんどん数を減らしていき、絶滅の危機に陥ってしまっています。

さらに、ジュゴンの主食であるアマモなどの海藻が生えている藻場が、開発などの影響で減少し、餌が減ってしまったこともジュゴンの数が減ってしまった原因の一つと考えられています。

数が減ってしまったジュゴンの保護対策方法として、ジュゴンの餌場である藻場を守るために養殖事業から発生する養分が海洋公園に流れ込まないように浄化する努力が行われているそうです。

また、漁業の網にかかってしまったときの対処法をまとめた、ジュゴンレスキューマニュアルなどが作成されているようです。

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他の国のジュゴン保護対策方法は?

オーストラリアはジュゴンの生息数が一番多く、8万頭ほどのジュゴンが生息していると言われています。

このオーストラリアのジュゴン保護対策は、保護区を作って保護する方法をとっているようです。

オーストラリアのジュゴンは、東海岸のグレートバリアリーフに1万2千頭ほど生息しているとされ、この南部地域に16の保護区が設定されているそうです。

保護区では漁網やサメ除け網の使用制限、船舶の航路や速度制限などの措置がとられているそうです。

まとめ

いかがでしたか?

ここではジュゴンの保護方法についてご紹介しました。

日本のジュゴンはほんの少し、50頭も残っていないと言われているわりには、数万頭生息していると言われているオーストラリアの保護方法よりもかなり遅れている感じがしますね。

ジュゴンの生息北限である、沖縄のジュゴンたちを守ってあげたいものですね。

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