皆さんはジュゴンという動物をご存じですか?
人魚のモデルとなったと言われている、海に住む哺乳類になります。
このジュゴン、実は絶滅の危機に瀕しているそうです。
なぜ絶滅の危機に瀕しているのでしょうか?
ここではジュゴンの絶滅の危機の原因や対策方法について、ご紹介します。
ジュゴンの絶滅の危機の原因は?
ジュゴンは世界に約10万頭生息していると言われているようです。
そのうち8万頭がオーストラリアに、7千頭がアラビア湾近海に生息していると言われています。
沖縄から東南アジアにかけてはわずか1500頭ほどしか生息していないようです。
これは、この地域のではジュゴンを食べる習慣があり、ジュゴンの乱獲が行われたために生息数が激減してしまったと言われています。
この食用のための乱獲も、ジュゴンの絶滅の危機の原因の一つになります。
さらに、開発によりジュゴンの餌場となる藻場の減少や、漁業の網にひっかかってしまう事故などにより、どんどん数が減少し、絶滅の危機に瀕してしまっているようです。
ジュゴンは1頭が一生で産む子供の数は5,6頭と言われており、仮にジュゴンに最適な生活環境を用意しても、生息数が増えるのは5%ほど、と言われているそうです。
一度数が減ってしまうと、増やすことは難しいようです。
ジュゴンの絶滅を防ぐための対策は?
ジュゴンの絶滅を防ぐための対策として、オーストラリアでは保護区を作り、そこで多くのジュゴンが生活しているようです。
日本では沖縄でジュゴンの生息が確認されているようで、対策として藻場の調査や漁業の網にかかってしまったときの対処マニュアルなどを作成しているようです。
日本だけでなく世界でも、ジュゴンの絶滅の危機の一番の原因である食用のための乱獲はされなくなったようです。
ですが、一部の原住民などはジュゴンの狩猟が認められているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
ここではジュゴンの絶滅の危機の原因や対策方法についてご紹介しました。
ジュゴンは一度数が減ってしまうと、増やすことはかなり難しい動物のようです。
数が激減する前に、保護区などが拡大されるといいですね。