チンパンジーと見た目そっくりなボノボというサルをご存知ですか？
以前はピグミーチンパンジーと呼ばれていました。
チンパンジーより少し小さいですが、どんな違いがあるのでしょう。
今回は、チンパンジーとボノボの違いについて紹介します。
チンパンジーとボノボの違いは何！？
写真をみてボノボとチンパンジーの見分けをつけられる人は、よほどの玄人でしょう。
それくらいボノボとチンパンジーはそっくりなでのす。
ボノボとチンパンジーは大河を隔てて生活していますが、遺伝的には、すごく近い生き物です。
しかしながら、その生態は随分と違っています。
ボノボの体格はチンパンジーと比べると、だいぶ小さく見えます。
それは、上半身がチンパンジーと比べて小さいからでしょう。
頭の毛が真ん中わけになっていて、手もチンパンジーと比べてほっそりとしています。
耳の毛も長く立っているのも特徴です。
声のトーンは鳥のように甲高く、チンパンジーのどこか凄みのきいた声とは違います。
ボノボの社会は、チンパンジーの世界とはかなり違うようです。
チンパンジーの世界は力がモノをいう世界です。
オスは力比べや力自慢などがよく争いの火種になるのに対し、ボノボのオスはおとなしい個体が多いようです。
例えば、チンパンジーの場合、メスが木の上にいる時にオスが下を通るときには、メスも警戒してよく騒ぐのですが、ボノボのメスは騒ぐことをしないのです。
それは、争いが起きないことを知っているからといわれています。
又、ボノボのオスは移動時でも、メスの顔色を伺いながらメスの後をついていきます。
これは、オスが大人になってもメスに頭が上がらないからだと言われています。
チンパンジーの世界でも息子が母にいつまでたっても頭があがらないケースはありますが、ボノボの世界はそれが、社会全体にいきわたっているようなイメージです。
ボノボはチンパンジーと同じく絶滅危惧種に指定されています。
原因はチンパンジーと同じく人間による狩猟や、森林の伐採と言われています。
まとめ
チンパンジーとボノボ、見かけはそっくりですがその社会は似ても似つかない社会ですね。
メスが優位のボノボの社会はとても平和のようです。
人間の社会はどちらの社会にちかいのでしょうね。
