類人猿は人間ととても良く似たサルたちですね。
中でもボノボは人間に一番近いサルと言われていますが、寿命はどうなのでしょうか。
人間のように平均寿命80年以上ということはあるのでしょうか。
ボノボの寿命を調べてみましょう。
ボノボの寿命はどれくらい?
ボノボの寿命は、約40年と言われています。
人間のほぼ半分というところですね。
しかしこれは飼育下においての寿命なので、野生のボノボはそこまでは生きないと思われます。
ちなみにゴリラやオラウータン、チンパンジーなど他の類人猿もほぼ同じくらいの寿命になります。
注目すべきは、人間の寿命もかつて短かったということ。
江戸時代で平均40~50年、それ以前はもっと低かったといわれていますが、これは子供が早逝する割合が高かったことに理由があります。
それを差し引いても現実的にボノボとあまり大差がなかったことがわかりますね。
人間の長寿のわけは、栄養状態、衛生面、医療の進化などによってのことは明らかです。
飼育下でのボノボの寿命が長いのも、当然このような理由からであるのに間違いありません。
おもしろいことに、ボノボやチンパンジーにも老眼があることが証明されています。
寿命である40年前後にその傾向が現れるとか。
ということは、ほとんどのボノボが老化現象が始まる前に寿命を終えているということになります。
犬や猫などは15年前後の寿命ですが、ちゃんと老化の時期も迎えます。
ということは遺伝子的に寿命がそれくらいに、もとから決まっていると考えられますね。
人間も老化を気にするのはちょうどボノボの寿命くらいの年齢ではないでしょうか。
かつては人間も老化が始まる前にこの世を去っていたことになります。
ということは、ボノボも人間と同じ条件で生活すれば、老化とともに長生きできるのではないでしょうか。
まとめ
類人猿は哺乳類の中では比較的長生きな部類に入るかもしれませんね。
天敵が少ないことと、遺伝子的な要因もあって類人猿はやはり人間にとても似ているということがいえそうです。