ホッキョクグマは地球上で一番大きな肉食獣です。
ホッキョクグマが進化した結果あのような大きさになったと言われていますが、何故こんなにも大きく進化する必要があったのでしょうか、調べてみましょう。
ホッキョクグマが大きい理由が知りたい!
ホッキョクグマは大きいもので体長3メートル以上もあり、陸上の動物の中でもひときわ大きな存在です。
なぜ、ホッキョクグマがこんなに大きくなる必要があったのか理由を調べてみると、ホッキョクグマの生息している地域に理由があるということがわかりました。
ホッキョクグマの属する哺乳類は恒温動物といい、恒温動物とは体温を一定に保つことのできる動物なのです。
そして不思議なことに恒温動物は気温によって変化するというのです。
実は北の寒い地域に生息している動物ほど体が大きく、体重も重いと言われています。
このことは、ベルクマンの法則と呼ばれていて、例えば、同じ日本に生息しているニホンジカを見てみると、北海道に生息しているニホンジカの肩の高さがが1メートルなのに対し、鹿児島県の屋久島に生息しているニホンジカは65センチしかありません。
また、ホッキョクグマと同じクマでも東南アジアの温かい地域に生息しているマレーグマは1~1.4メートルと大きさはホッキョクグマの約半分しかありません。
このように住む場所の温度で体の大きさが変わってくるのです。
何故違いがでてくるのかというと、寒い地域で生息している動物は、極寒の地を生きるために体内の熱が逃げないよう抑える必要があり、体温が下がらないように工夫しなくてはなりません。
体が大きく体重の重いほうが体内で熱をたくさん作ることが出来るので好都合なのです。
また、体が大きくなることで熱が逃げにくくなるという点もあります。
温かい地域ではこの逆です。
生息している環境に合わせて、体を進化させた結果なのです。
まとめ
ホッキョクグマがとても大きい理由は、地球の中でも特に寒い地域に生息しているからなのですね。
極寒の地で生きていくために進化した結果、今のホッキョクグマの姿になったのです。